「ちゃんとしたWindowsマシンを自作しよう2017」の三回目、実際に購入したものとその理由です。

  1. 計画・予算編
  2. 札幌のお店編
  3. 購入編
  4. 組立・まとめ編

組み立てたPCはすでに稼働していて、各パーツの相性はまったく問題ありませんが、PCケースの仕様の関係で買い足したものがあります。後半の「買い足したもの」まで参照ください。

PCケース

Corsair Carbide 270R ミドルタワー型PCケース CS6734 CC-9011106-WW

CORSAIRの人気モデル「Carbide」の、2017年1月に発売された最新バージョンです。シンプルでフラットなデザイン、ホコリが入りにくい構造がとても美しいです。見た目よりもかなり軽く、表面の手触りは、MacBook Proを少し荒くした感じです。

光学ドライブなどに使う5インチベイを廃して熱がこもりにくくなっています。これは今後主流になるゲームや映像製作に向いた仕様ですが、癖がありかなり苦労しました。デザインはとても気に入っています。末長く使えたらいいなと思います。

CPU

Intel CPU Core i7-7700 3.6GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80677I77700 【BOX】

MacBook Proにも組み込まれているCPU「インテル入ってる」です。はじめてならこれ一択です。自作経験が長い人なら先日発売されたAMDのRyzenに行きそうですが。

7700と7700Kがあります。「K」が付いているのは、CPUの性能を引き上げる「オーバークロック」が可能です。一時的に大きな負荷がかかるゲーマー向けですが、CPUが壊れてしまう可能性もあり、ふつう初心者はやりません。

CPUクーラーはこれに付属しているものを使用したので、購入しませんでした。

マザーボード

ASRock Intel H270チップセット搭載 ATXマザーボード H270 Pro4

前のお店編の通り、ドスパラ札幌店でCore i7とセット割をやっていたマザーボードです。白黒のデザインが好みです(ケースのカバーを閉じると見えませんが…)。
完全な日本語マニュアルがついていることと、USB Type-Cポートがあることが購入の理由でした。

てっきりWiFiが使えると思っていたのですが、「WiFiに対応させるパーツを追加できる」というだけだったので有線接続にしました。

私は別途グラフィックボードを購入していますが、一般的な使い方であればこれだけでもグラフィックは充分です。

電源

玄人志向 NEXTシリーズ 80 PLUS Bronze 600W ATX電源 KRPW-N600W/85+

玄人志向は、安価に購入できる代わりにマニュアルがついていない=フォーラムで聞くか検索しなさい、というPCパーツブランドです。
昔グラフィックボードを買った時は怖くて選べませんでしたが、つなぐだけの電源であれば心配なしです。保証はちゃんとあります。

電源には電源効率を表す「80PLUS」という認証があり、無印、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの順で効率が良くなっていきます。電源ユニットにはたくさんのケーブルがついていますが、必要のないケーブルを外すことができるプラグインタイプもあります。

ビデオカード(グラフィックボード)

Palit NE51070015P2-1043D (GeForce GTX1070 8GB DUAL)

これはドスパラのオリジナルモデルで、Amazonで買うことはできません。GeForce 1070搭載では最安値クラスのグラフィックボードです。

ちゃんと4Kテレビにも対応してくれましたし、Skyrim Special Editionの自動スペック判定では最上位の「Ultra」となりました。

当初は1060で妥協するつもりだったのですが、今後のことを考えた結果、予算をもう少し出して1070としました。

その他

特に説明はいらないかな…というものです。Amazonでもだいたい上位にある商品です。HDDのメーカーは国外のも人気なのですが、店員さんには安定の東芝を勧められました。
HDDは2TB、SSDは256GBが、2017年時点では最もコスパが良くなります。

HDD

TOSHIBA DT01ACA200 2TB 6Gbps SATA対応 3.5インチ内蔵ハードディスクドライブ

SSD

Crucial [ Micron製 ] 内蔵SSD 2.5インチ MX300 275GB ( 3D TLC NAND / SATA 6Gbps / 3年保証 )正規代理店 CT275MX300SSD1

メモリ

キングストン Kingston デスクトップPC メモリ DDR4 2133 (PC4-17000) 8GB×2枚 CL15 1.2V Non-ECC DIMM 288pin KVR21N15S8K2/16 永久保証

買い足したもの

組み立ての際にうまくいかず、以下のパーツを買い足しました。PCケースとパーツの相性がよければ必要ないものです。この辺は組み立て始めないとわかりません。

ファン用ケーブル

PCケースの排気ファンとマザーボードは、ケーブルで繋ぐ必要があります。ケース内が熱くなると自動的にファンを回すためです。付属のケーブルだと長さが足りず、CPUクーラーのファンに当たって「びびびびびび」と水木しげるの漫画のビンタみたいな音が出るので延長しました。

SATAケーブル

HDD・SSDと電源をつなぐケーブルです。玄人志向の電源ユニットには、先端がストレートなタイプと、L字型に曲がっているタイプが一本ずつついています。

普通のPCケースだとどちらでもよいのですが、今回買ったケースはSSDやHDDを側面につけるタイプで、写真の通りL字ではつっかえてしまったので、ストレートタイプを買いにドスパラに買いに走りました。

実際にかかった費用

最終的にこのくらい費用がかかりました。私はPCケース以外は店舗購入だったので、概算とお考えください。今後はCore i7が値下がりする可能性もあります。

PCケース以外 145,946円
PCケース 8,929円
USBキーボード・USB延長ケーブル・Display Port/HDMIケーブル 3,000円
SATAケーブル・静電気防止手袋等 1,500円
159,375円

次回で最後です。組み立てをはじめてから苦労したことと、感想です。

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市に住んでいる、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。札幌のIT企業のビットスター株式会社に所属しています。