WordPressで制作した2サイトを、制作実績に追加しました。

今回はデザインから私が制作しています。
どちらも大学にゆかりがある案件ですが、傾向は大きく異なっています。

株式会社NERC(自然エネルギー研究センター)

S-WPIA開発プロジェクト

大学が関わっている案件は、WordPressとの相性が良いように思います。

クライアント・更新担当者とも英語に抵抗がなく、ある程度パソコンの扱いに慣れている方が多いです。また、学内サーバーに設置する場合、他の学部と共有している関係でサーバー条件が厳しいことが多く、あまり拡張を必要としないWordPressは設置がしやすいのです。
現実的な話として、ライセンス料がかからない=研究費に回せるというのもあります。

株式会社NERC

NERCさんは、木質バイオマス(伐採などでできる資源)を使ったエネルギー事業を展開している、北海道大学ゆかりのベンチャー企業です。
東日本大震災以来、自然エネルギーに注目が集まっていて、トップページのニュースも頻繁に更新されています。
このため、「敷居の低いサイトイメージにしてほしい」という要望がありました。

コンテンツの関係で、どうしても本文は固い印象になってしまうため、クラフトのようなテクスチャを使って、どんな事業をしているのかすぐわかるようなイラストをヘッダに描きました。

活発な事業なので、今後もどんどん、グローバルナビゲーションにないコンテンツが追加される可能性があります。なので、ニュース以外は固定ページで階層を増やせるように制作しています。

S-WPIA開発プロジェクト

東北大学・名古屋大学・京都大学の長期開発プロジェクトのアーカイブサイトです。

正式には「波動粒子相互作用直接観測システムの開発による相対論的電子加速機構の研究」というもので、放射線帯(ヴァンアレン帯)と呼ばれる領域の解析を行う装置の開発と、2015年の人工衛星打ち上げを目指しています。

こういった複数の研究者が絡むプロジェクトでは、会合や学会発表の記録を、いつ・誰が関わったかがわかるようにしておく必要があります。
これから参加する集会などを告知する「集会情報」と、既に参加した集会や講演を整理する「成果発表」は全く違うアーカイブ構成にしてほしいと要望がありました。

ブログをコンテンツごとに分けることも考えたのですが、それだと管理画面でのステップが多くて更新しにくいので、WordPress3.0以降で充実してきた「カスタム投稿タイプ」と「カスタムタクソノミー」を使いました。


私の業務内での話ですが、ここ一年くらいでWordPressの案件が急激に増えてきました。

単純な金銭面の問題もあるかもしれませんが、「これはWordPressに向かないのでお勧めできませんよ」と助言するような状況が少なくなってきています。
特に、「カスタムメニュー」と「カスタム投稿タイプ」が、WordPressのCMSとしての可能性を大きく高めているように思います。

ただ、WordPress MUから継承したマルチブログはお世辞にも使いやすいものではありませんし、カスタム投稿タイプはまだまだアーカイブに不備が見られます。

とにかく、制作側がある程度PHPを書くことができなければ、これらの拡張を使いこなすことはできません。
(GUI化してくれるプラグインもありますが…)

スキルがあったとしても
それを導入してメンテナンスがしにくくならないか
本当にそれはPHPを書いてまで必要な機能なのか
制作側が案件ごとに判断する能力が、今後はますます求められるでしょう。

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市でフリーランスをしている、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。コーディング、WordPressによるサイト構築、改修、復旧などを承っています。