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全然ロックがわからないのに、
ライジングサンロックフェスティバルのチケットを買ってしまいました。

→Pia-no-jaC←とスガシカオのステージが観たいのです。渋さ知らズやスカパラも観たいです。
ひとりで参加するtwitterのfollowerさんにテントサイトを使わせてもらえそうなので、お世話になる予定です。

「ライジングさんおひとり様の集い」を開催することになりました。当日はお気軽に声をかけてください。
http://twitter.g.hatena.ne.jp/webbingstudio/20090725

で、これだとただの日記です。
カテゴリー、「Webdesign」になってますよね?

表題の通り、本題はライジングサン公式サイトの話です。
エリアマップやタイムテーブルを印刷できないのです。

「RISING SUN ROCK FESTIVAL」は日本屈指のライブフェスです。
サイトは皆がワクワクするような、オサレでグルーヴしてるデザインじゃなければいけません。

今年のサイトを担当した制作会社は技術力が高いようで、個性的なデザイン、透過PNG・JavaScriptを駆使した演出、論理的なコーディングと、デスクトップで閲覧する分には充分なサイトです。
参加してみたくなるワクワク感いっぱいです。

なのですが…いざチケットを買って、情報を集めようとすると問題が出てきます。

↓これ、エリアマップです。

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グロカワデザインに突っ込みどころ満載ですが、それは置いといてw

エリアマップはFlashで作成されており、IEの仕様に対する対策としてスクリプトで呼び出されています。
なので、スクリーンショットを撮らないと印刷ができません。

また、各スポットに関する説明は「マウスオーバー」に反応するため(昨年のエリアマップもそうです)、例えスクリーンショットを撮っても詳しい情報までは紙に写りません。

↓で、タイムテーブルの方ですが

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今年のRSRのタイムテーブルは、2分を1pxに見立てて、div要素に時間分のheightやmarginを指定することで生成しています。デスクトップで見る分にはステージの時間軸が分かりやすいですし、おそらくCMSでの作成・変更がしやすいものと思います。

ですが、ブラウザの印刷ではテーブルが崩れてしまいます。
しかも全部ベタ塗りなので紙はインクでブヨブヨですw

高度なCSSレイアウトを正しく印刷するには、専用のソフトが必要です。
フジロックのタイムテーブル(tableとrowspanを使ったオーソドックスなスタイルです)もやっぱり印刷できないし仕方ないですが、それだったらPDFを用意してもらえると助かるってものです。コンビニやWESで紙のパンフを配ってるので、それを貰ってきた方が良さそうです。

印刷以外でも、違う立場だと感じる不便があったりします。

例えば、先日会った友人は
「アーティスト紹介が暗くなって詳細が出るのだけど、閉じ方がしばらくわからなかった」
と言っていました。

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アーティスト紹介のモーダルポップアップにはThickboxが使われていますが、これのインターフェースは一般の人がイメージする「端に× がある」形式ではなく、英文で書かれています。
画面外をクリックしても閉じられるのですが、その説明はありません。
そんなにWEBサービスを利用しない人だと迷ってしまうのです。

私も最近はyuga.jsに含まれているThickboxを使っているのですが、ただ「かっこいい演出」を取りいれるのではなく、実際に使ったときのことを考慮しなくちゃいけないのだなあと、またひとつ勉強になりました。

インパクト重視のサイトデザインは、ライジングサンの伝統のようです。
「History」のページでは過去11回の公式サイトが全てアーカイブされていて、WEBデザインの歴史をリアルに語る貴重な資料となっています。

http://rsr.wess.co.jp/2009/guideline/history/

なかなか面白いので、デザイナーコーダーの方はいちど見てみてください。

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市に住んでいる、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。札幌のIT企業のビットスター株式会社に所属しています。