名古屋に来てからいろいろお世話になっている、有限会社アップルップルさんの「公開社内勉強会」にゲスト発表者として参加しました。

アップルップルさんでは、毎月第三月曜日にベースキャンプ名古屋で社内勉強会を開いています。「社内」とありますが、オフィス=ベースキャンプ名古屋なので、誰でも見ることができます。

社外の人にも発表してもらおう!という試みに乗った今回の勉強会。老舗のCMS、Movable Typeの魅力について話をさせてもらいました。

Movable Typeは、この10年間でWordPressに大きくシェアを奪われました。管理画面が遅い・再構築で落ちるなど、いちばん多くの人にdisられたCMSかもしれません。

Movabletype・WordPress・Drupalの日本国内での過去10年間の人気度推移(Googleトレンド)

ですが、日本法人に引き継がれて以降、Movable Typeは今も日本の主要企業や制作会社に選ばれ続けています。その理由や、MT独特の魅力について話しました。

アップルップルの若い社員さんはMovable Typeを使ったことがない人が多いので、スタティック・パブリッシング(静的なファイル書き出し)が見直されている背景やアーカイブ・マッピング機能の話には、かなり興味を持ってもらったようです。

先日のa-blog cms2.5のレビュー記事でも書きましたが、制作者側の都合だけでCMSブランドを選択する時代はすでに終わっています。Movable Typeは、他のCMSとは違うスタンスで、今後の10年間を模索しているのだろうと思います。

今回は自分の得意分野の話でもあったので、かなりスライドの情報量を絞り、スライドをできるだけ見ないで、話でカバーすることを頑張ってみました。
こんな風に、勉強会では、講師はスライドに書いていない話を、けっこうしています。休憩時間や懇親会での情報交換も含めて、それが勉強会の存在意義ではないかと思います。

というわけで、ウェビングスタジオでは、Movable Typeの案件のご相談も大歓迎ですよ 😀

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市に住んでいる、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。札幌のIT企業のビットスター株式会社に所属しています。