この頃、WordPressに関する人気記事の質がどんどん下がっています。

検証や注釈がないTIPSを連投したり、「制作会社に頼らずに無料ですばらしいサイトが作れる!」と無責任に煽ったり。
「WordPress」とタイトルに入れればアクセスを稼げるのだろうと邪推してしまいます。

私が、WordPressを扱うならこれは見ておくべき、と考えていて、実際に制作で参照することが多いURLを10個紹介します。

はてブ・NAVERまとめは?

はてブやNAVERまとめは、ブクマしている人、まとめている人の知識レベルがまちまちです。
しかも、はてブについては「WordPressがついていればなんでも」とか、「あとで読む」的なブクマをしている人もいるので、いまいちあてになりません。

なので、私はポータルをチェックしてまで参考にはしていません。

初級編

いわゆる「老舗のWeb制作情報屋さん」の、WordPressに関するコンテンツを押さえるところからはじめるといいです。

情報屋さんはテーマやプラグインの検証をきちんとしていないこともあり、若干不安がありますが、筆者自身がWordPressの長年のユーザーなので、信頼はできると思います。

中級編

公式マニュアルの「Codex」は、目的のコンテンツを探しにくいのが難点ですが、基本仕様・一般に使われる関数については、ここを見ることになるでしょう。本家の英語版や、Googleで「WordPress + 目的」で検索して出てくる、フォーラムの方が参考になることも多いです。

Webデザインレシピさんも情報屋さんですが、ひじょうに丁寧なチュートリアルが多いです。特に「WordPressでブログじゃないWebサイトを作るときのいろいろ(サンプル付き)」はWordPressの実務制作を学ぶなら必読です。

Twitterでハッシュタグ検索をするときは「#wordpressjp」がおすすめです。「#wordpress」だと英語ばかりになってしまいますが、こちらでは日本語の情報全般を見ることができます。

上級編

functions.phpのカスタマイズなど、本格的な制作をはじめると避けては通れない技術情報を配信している人たちのブログです。
ここで紹介している全員がWordPressコミュニティ「WordBench」のメンバーだったりするので、コミュニティに興味がある人はTwitterアカウントも見ておくと良いかもです。

「WordPress私的マニュアル」の関数の解説は、Codexよりも詳細なので、高度なカスタマイズをするときは参考書代わりにずいぶんお世話になっています。

これからWordPressを学ぼうとする人たちへ。

WordPressの正体は、PHPというプログラムの集合体です。
PHPのスキルがある人には勉強になり、すばらしいツールになるでしょう。

でもあなたが、それら以外(デザインやJavaScriptなど)に専念したいなら、CMSが入らないサイト制作に専念するか、別のブランドのCMSをおすすめします。

WordPressはとてもユーザーが多く、情報を集めやすいですが、はっきり言って情報のピンとキリの差が激しすぎます。

あなたがTwitterやFacebookの「デマ」や「いい話」にだまされやすかったり、忙しくて良悪を検討している時間がないなら、向いてないと思います。

私はCMSを専門で扱っていますが、WordPressは積極的におすすめしていません。
それでも、WordPressを使いたい!というなら止めません。

世界中で愛されるWordPressの魅力を知りたい方に、この記事が役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市に住んでいる、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。札幌のIT企業のビットスター株式会社に所属しています。