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良いFacebookページと「たいせつにしているもの」の話

もう一ヶ月くらい前の話になってしまいますが。

東京へ行ったときに、Facebookデザインプロフェッショナルガイド共著の方の紹介で、Facebookページの運用支援を仕事にしている方とごはんをたべました。
とてもソーシャルメディアマーケティングの知識がある方で、いろいろな話を聞きました。

その人が
「自分が今、注目しているFacebookページがあるんです」と言って、神奈川を拠点としている婦人雑貨の店のページを挙げました。

このFacebookページは、取扱商品の紹介の他に、「スタッフが良いと思っているもの」についてもよく更新しています。

それらはお店とは全く関係がないのですが
「それがなぜ良いのか」
「それがどのような背景を持っているのか」
が、上手に丁寧に書かれています。

2012年7月31日のウォール投稿

「業務と関係のない話題というのは軽視されがちですが、ここはその大切さをわかっている。ウォールを読み続けることで、ファンはこの店のコンセプトや特徴を知ることができるんです」といったことを、その人は話してくれました。

確かに、その文章や写真や内容は、この店のコンセプトとぴったり合っています。
毎回投稿される美しい写真とあいまって、FacebookページというよりはWebマガジンのような風情です。

考えてみれば、大手の成功しているFacebookページも、こういう業務外の話題を積極的に行っているところが多いです。
とても共感して帰ってきました。


これはたまたまFacebookページの話でしたが、フリーランスの制作者にとっては、ブログでもTwitterでもTumblrでもPinterestでも、オフラインの会話であっても当てはまることだと思います。
デザイン関連のお仕事でなくてもです。

私が好きなもの、大事にしているものは、色やデザインをしぼりきった様式的なもの、やさしいもの、悪く言えばあたりさわりのないものが多いです。
それはこのウェブサイトであったり、作風であったり、関わる案件の提案にもつながっています。

私は好みがひどく偏っていて、音楽も芸能も小説も映画も全く詳しくありません。
それはデザイナーとしてどうなんだと時折凹みますが、自分が大切にしているものがぶれないようにすれば良いのかな、と前向きに考えてみたりもします。

あなたのすきなもの、たいせつなものはなんですか。