はじめて参加したオープンソースカンファレンスは、自分的にダメダメでした。
DevDoの店番はできたものの、納期が迫っていて午前中しか参加できず、唯一聞けた「Ez Publish」のセッションは力尽きて後半の実演部分で寝てしまうという罠。ポスターと名札作成で事前のお手伝いはできましたが…
来年開催されるときはもっと勉強してリベンジします。
さて、参加者のshuji_w6eさんが、OSCでのマナーと一部セッションの内容についてかなり辛口のレポートを書かれています。
はっきり言いますが、もの凄く不快に感じたのがデジタル一眼レフのブームで、かなりの数のスタッフが一眼レフをさげ、断りもなく参加者を撮りまくっていたことです。何人かが…というのであれば気になりませんが、自分が受付の所に行くといきなり3方向から写真を撮られました。これは流石にどん引きです。
デジタル一眼レフが安くなり、興味を持ち、撮りたいというのはいいと思いますし自分も少し興味あるくらいです。ですが、内輪のイベントであるならばともかく、ああいったイベントで知らない人から断りもなく撮り続けられるのは不快でした。
このところ、WEB屋の間ではアウトプット目的もあり、デジイチが流行っているようです。
開発オフ内でもメンバーの半分くらいはデジカメ持参です。
shuji_w6eさんの提言を受けて、DevDo内でも改めて写真・動画のマナーについてディスカッションが行われています。
北海道開発オフ:第7回北海道開発オフPhoto(13レス目、irasallyさんから)
私は、「はっきり認識できる顔出しはNG」でお願いしています。
DevDoの常連の方々はご存知なので、レポートやプレゼン作成のときなど、気を遣っていただいて申し訳なく思っています。
「顔出しNG」をお願いする人には、微妙な事情があります。
ひとつめが、「自分がここにいることが知られるとまずい」という物理的な事情です。
このような極端というか気の毒な例もありますが
人材流出リスク対策の為、弊社では社外勉強会への参加を自粛する様、お達しがでました。(涙)
出勤予定だったのを休んで参加していたり、お忍びで参加してる著名な方であったり、微妙な付き合いの集まりを断ってこっちに来たから、というのが考えられます。
もうひとつは、「ネット上に顔を公開したくない」という心理的な事情です。
この場合は、「匿名でネット活動をしているため、身内バレを強く警戒している」というのと、「顔を公開すること自体が嫌」というのが考えられます。
私は後者に当たります。
とにかく、自分の油断顔にものすごいコンプレックスがあるのです。
ここ10年間で撮影した写真は、証明写真を含めても数枚しかありません。
GWに花見オフがあったときは、小学生に向けられたカメラから逃げ回っていたくらいです。
人に会うときは、私自身が私の顔を見ることがないので割り切っているのですが、
「カメラのレンズを向けられる=静止画の状態で他の人に捕獲される」ことはかなり辛いです。
最近はだいぶ克服してきて、講師業をしていたり、この写真のように「袋をかぶっていて自分の顔がわからない」ものなら公開できるようになってきました。
ですが、「イベント等で気付かずに写真を撮られ、どこかのブログでアップされているかもしれない」と考えると、正直ぞっとします。
これは私の個人的なわがままですし、あまり文章にはしたくないことです。
物理的な事情の人たちも、やっぱり撮る側には勝手な話です。
だからといって
「ここでは撮りまくるのが当たり前で、それが文化だから。嫌なら来ないでよ」
という文化が成立してしまうと、顔出しNGの人間は勉強をする機会、克服する機会も失ってしまうのです。
配慮してくれるとうれしいです…(´-`三
DevDoのポスターを作ったとき、私はラフ案で顔がはっきり写っている方全員から、直接許可を取りました。
既に顔出しOKを公言している方や、「別にこれくらいならいんじゃね?」というのもあったのですが、自分が顔出しNGというのをお願いしている以上、他の方に対してぞんざいになっていはいけないと思ったのです。
「オープンソース」とはユルみっぱなしのものではなく、
「オープンであること」そのものが縛りになっています。
有意義な活動を続けていくために、最低限のマナーを考えていく必要があるのだと思います。