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厚生労働省に薬事法改正の件でパブリックコメントを提出した

音楽配信メモ 「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」を傍聴してきました

こちらの議事録を読んで呆れかえっていたところ、厚労省がまた「全然パブリックじゃないパブリックコメント」を店開きしているというので、いい加減キレてパブリックコメントを提出しました。

政治に疎い素人の意見ですが、追記以下に全文公開します(公開・非公開の義務はないようです)。
極端に偏った内容にならないようにだけ気を遣いました。

賛成、反対を問わず、もっと見識あるブロガーさんの建設的意見で、厚労省のデータベースがいっぱいになってくれますよう。
あと6日しかないのですが(´Д`;

5/23追記:続きを書きました。

「厚生労働省に薬事法改正の件でパブリックコメントを提出した」のその後

パブコメと提出方法については、Web屋のネタ帳さんが説明してくださってます。

厚生労働省に「医薬品のネット販売禁止はおかしいだろ」とパブリックコメントを送ろう(締め切り5月18日)& lt;/a>

薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令案について

「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の参加者議事録を拝読し、その内容に呆れかえっております。

少なくとも、検討会参加者が個々の主張・権益を守ることにとらわれ、話し合いの中から有益な面を取り出し改善していくという「検討」の構図ではありません。

率直に言いまして、完全な時間と予算の無駄であります。
猶予期間の二年もこの調子ではあっという間でしょう。

そもそも多数の購買弱者の反対を受けながら、頭から禁止する方向で議題が進み、このパブリックコメント自体も全く一般に告知されることのないまま一週間足らずしか募集を行わないというのは、どういった「公開意見募集」なのでしょうか。

私はIT業界に従事し、三木谷氏が募集しています「薬事法施行規則等の改正反対」の署名に参加しておりますが、現状の通信販売形式が薬局・置き薬に取って替わるとは考えておりません。
身体に直接関わるものは対面購入をしていますし、購入しようとしていたものより症状に適した薬を薬局の方に勧めていただいたこともあります。
三木谷氏の孤軍奮闘を強調するような振舞いもまた、ネット通販を支える方々の権益を守る目的があるのでしょう。

それでも私が反対意見を書いておりますのは、何よりも今回の改正が過疎地在住者・身体障害者・高齢者に対する「生存権」の侵害とも取れるものだからです。

私は現在、近所に数件の薬局が立ち並ぶ都会にいますが、二十年前は、過疎化が進みつつあった夕張市に住んでおりました。
当時でもスーパー・薬局は山の麓にしかなく、大人でも往復30分かかる坂道を上り下りして買い物に出かけるのは、特に冬は大変なものだったことを記憶しております。

さて、政令指定都市と地続きの夕張市は、猶予対象となる「離島地域」に含まれるのでしょうか。

今回の改正案はあまりにやっつけ仕事、面倒ごとを最低限避けようとする姿勢が見え見えであります。
このような愚策を許した推進派の方々が、通信販売市場が駆逐された後、残された購入弱者のカバーを昔のようにつつがなく行ってくださるというのでしょうか。
残念ながら私は議論・政治に疎い一般人ですので、そのような様子を感じ取ることは不可能であります。

また、「対面販売は様子の怪しい購入者がわかる」といいますが、これは「大量服用による自殺を考えたり、中毒症状を起こしている人間は必ず不審な様相を呈している」という明確な誤解、差別的考えの現れであります。

実際には、社会で働くごく普通の人々が薬物依存の悩みを抱えているという事実、ネット販売がなかった頃でも、都市部の依存者が複数の薬局を回って同じ薬を買い集めていたという事実は、見識をお持ちの方々なら周知であるはずです。
むしろ購入情報の統一規格化・複数年保管を義務付ければ、ネット販売の方が抑止力があるというものです。

消費者としての私の理想は、通信販売事業者・薬局・置薬業界がこれを機に連携しあい、新しい薬品流通体制を模索していただくことです。

対面販売での薬剤師の知識・安心感はこれまでのように充実していただき、
人的介助ではカバーできない、マイナーな商品取扱・不審な購入履歴の管理にIT業界の先端管理技術を積極的に取り入れてもらいたいと思います。

つまりは、年齢だの立場だのと言った互いの揚げ足取りはやめて、もう少し歩み寄りをしていただきたいのです。

置き薬販売も、元々は当時の大衆の要望に添って確立した、日本ならではの体制と思います。
時代が大きく変わっている今、置き薬文化を支えた政治家の皆様に、ネット販売への理解も同様に深めていただけることを願って止みません。