MacBook Proの13インチが大好きです。
今のLate 2013とは全国を飛び回り、楽しいときも辛いときも一緒でしたが、新モデル(Late 2016)は微妙で、保留するか散々悩みました。
最終的に、タッチバーなしのLate 2016を注文しました。なぜこんなに悩むことになったのか、このモデルを選んだのはなぜかをメモしておきます。
イヤホンジャック問題
Bluetoothが好きではありません。ヘッドホンを何度か買ったことがありますが、途切れるし雑音が入るし、それを防ごうと高級品を買っても、電池が切れたらおしまいです。今年限りでiPhoneをやめる理由になったくらいです。
※特に北国は寒さでバッテリーが即死することがあります
※接点が痛むじゃないかという意見もありますが、Bluetoothヘッドホンが壊れる方が早かったです
MacBookもイヤホンジャックがなくなる、という噂を聞いてかなり凹みましたが、イヤホンジャックは残ってくれました。さすがに音楽関係からの反対の声が多かったのでしょう。
新型MacBook ProでSDスロットが廃止され、イヤホンジャックが残った理由 – iPhone Mania
USB-TypeCとクラムシェルモード
普段、自宅ではMacBookをクラムシェルモードで使っています。週に二度ほどケーブルを外し、MacBookと私自身を放電するため、外で仕事をします。13インチはちょうどいい大きさです。
こういう使い方だと、ポートがUSB-TypeCのみになるのはちょっと困ります。給電USBだけでなく、HDMIアダプタも買わなければなりません。MacBookがアダプタだらけになります。
この件についてはすでに良いものが出ていました。HooTooのハブはHDMIもつなぐことができ、電源も引けるのにスマートです。これならむしろ、ケーブルが前後にザクザクと刺さっている今より改善するじゃないかと考え直しました。
HooToo USBハブ Type-C 3 3.0ポート HT-UC001 シルバー
タッチバーとの相性
タッチバー付きの新型をお店で試してみて、すぐに「これを買うと仕事に差し支える」と直感しました。
アプリケーションによってインターフェースが変わるタッチバーは画期的です。タイピングに慣れていない人には確かに素晴らしいでしょう。
しかし、タッチバーを操作するためには、必ず一旦、目線を下げなければなりません。各アイコンを確認し、アプリケーションごとの判断をして、指でデリケートに操作する。リズムが狂います。
私はとても集中力が切れやすく、ディスプレイを注視するようにして作業しています。気が散るのでマルチディスプレイさえ導入できません。Mission Control(F9)を愛用しています。
タッチバー付きモデルは、fnキーを押すまでファンクションキーが使用できません。カタカナ変換のF7、Dashのスニペットを呼び出すcommand+shift+F12の割り振りを考え直さなければならないのは痛いです。
まあ、確かにそれ以外のFキーは全く使っていないのですが…
結論
こうして、タッチバー無しの新型という結論になりました。不具合がないことを祈るばかりです…Apple Careにもしっかり入りました。
どうでもいいですが、私がMacをメインマシンにしたのは、iPhoneを出してからです。ボンダイブルーのiMacは一目惚れでしたが、あの頃はまだとんがっていたため手を出しませんでした。
もしも30年前のジョブズがCEOだったなら、理想のためにイヤホンジャックも廃してしまったかもしれません。タッチバー無しモデルなんぞ用意しなかったかもしれません。どんなに素晴らしいプロダクトでも、私はそういうのは苦手です。
クックが率いるアップルは、新しいことに挑戦しつつも、リテラシが低い人や古い技術を愛用している人への対応も模索しているようです。iPhoneは手放してしまいましたが、MacBookについてはまだまだファンでいようと思うのです。