勝間和代さんが今年のはじめころから、執筆を音声入力にしたらびっくりするくらい効率化できた、とレポートを書いています。
音声入力による生産性の向上は、ざっくり「3倍」くらいのイメージ – 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ
私はずっと、音声入力でブログを書くことに憧れています。だいたい、月旅行が実現するような未来に生きているのに、文字入力が未だに手でしかできないなんておかしいじゃないですか。
一年に一度のペースで何度も試しているのですがその度に挫折しています。今回また、何度目かの挑戦をすることにしました。
普段はブログ記事を、メイン機であるMacBook Proの2016年モデルで書きます。先日、OSをMojaveにバージョンアップしたばかりなので、Mojaveと Bluetoothヘッドセットでの音声入力を試しました。
占星術士の石井ゆかりさんの占いを読み上げてみたのですが…
散々な結果でした…これではSiriもまともに使えるか怪しいものです。Appleの純正イヤホンなら大丈夫ではないかと思い、まったく同じ文章を読み直しましたが…
(°言° )
精度が変わらないどころか悪化しました。
音声入力の精度はスマートフォンの方が高いといいます。なので今度は、ZenFone3+Google音声入力と、最初と同じBluetoothヘッドセットで試してみました。
おぉ。今度はほぼ正確に入力することができました。
ですが、文節ごとに半角スペースが入ってしまうので、入力後にスペースを削除しなければいけません。ちょっと面倒くさいです…しかも音声で入力された箇所はタップして別の候補に変更するか、削除するかを選べるのですが、句読点を入れるときにこの機能が仇となり、間違って文節を一個消してしまいました。
音声入力をするにあたって、もうひとつハードルがあります。それは、肝心の私の言葉が出てこないという、身も蓋もない話です。
私はかなり饒舌で、一般の人と比べると語彙も多いと自覚しています。ですが、私 の頭に浮かぶ文章は、通常100文字くらいのフレーズが多く、順番もバラバラで、しかもあっという間に忘れてしまいます。
日常会話やTwitterなどは大得意ですが、 セミナーのプレゼンや、こういった音声入力は、文章をまとめきれずに言葉に詰まってしまい、まるでうまくいきません。
勝間さんは、音声入力の精度の問題で実用化できなかったと記事に書いていましたが、どちらかというと一般の人は私のように、言葉をまとめることが苦手だからできない人が多いのではないかと思います。人前で話す機会が少ない仕事をしていると尚更でしょう。
実は、ここまでのブログ記事は音声入力で書いてから、あとでキーボードで加筆しています。
Google音声入力の精度はやはり凄いですが、先述の通り、文節ごとにスペースが入ってしまう問題があったり、句読点が入力できなかったりするので、いちいち戻って文章を直さなければなりません。
入力は一瞬ですが、キーボードと違って「とりあえず考えついた順に書き出す」ということができないので、少しずつしか進みません。スマートフォンのUIだと、文章を直すのにも時間がかかります。
やはり、人前でまとまった話をすることに相当慣れている人でなければ、長い文章を音声入力にするのは、なかなか難しいなと感じました。
ただ、スマートフォンの音声入力は完全に実用レベルになったと思うので、もっと積極的に使いたいです。常にメモアプリを起動しておいて、思いついたブログの記事のネタを、忘れないうちに音声入力するという手がありますよね。
スマートフォンをiPhoneXsに変えることにしたので、Siriや音声入力の精度が、以前使っていたiPhone 7と比べてどのくらい高くなっているのか期待したいです。