先日のブログ記事で書いたとおり、オープンソースカンファレンス2018 Hokkaidoに、baserCMSユーザー会として久しぶりに参加してきました。
名古屋に移住した2013年はたしか参加できなかったので、フル参加は6年ぶりだったのではと思います。
オープンソースカンファレンス2018 Hokkaidoで、baserCMSのライブ構築をしますhttps://webbingstudio.goat.me/92KponFh
で、肝心のライブ構築ですが、失敗しました…
その件の反省会、久しぶりにブース店番をやっての感想も含めてレポートします。
ブース設営の準備
朝、会場へ行くとキャッチアップさんからブース機材一式が届いていました。
垂れ幕、のぼり、パンフレットだけでなく、養生テープ、延長ケーブル、マジックペン、モニタにつなぐだけで管理画面の操作デモを延々と流し続けるデバイスまでついています。
さすがキャッチアップさん、用意が良すぎます。助かります。
baserCMSのブースはWordPress・SaCSSのブースと隣同士です。田中(ひろましゃ)さんがWordBenchとbaserCMSを兼任しているため、つなげたほうが都合が良いのです。
あとになって、同じジャンルのブースを固めると盛り上がるし、ブースツアーでも引率の澤田さんがまとめて説明できるので、来年はDrupalなどの他のCMSもブースが置けるようにしてもらった方が良いかも、と思いました。
ひろましゃさんと荷解きをしていたら、べっしーの腕がもげました。
これからの私の失敗を予告しているかのようです。
baserCMSブースに来た人たちの感想
10:00から、さっそく用意しておいたテスト環境を立ち上げ、キャプチャソフトで録画をしつつ、コンテンツ作成をはじめました。ひろましゃさんは午前中は講師です。
同時に、ブースを訪れた人の質問に答えたりしていました。
パンフレットは予想よりもたくさんの人に持ち帰ってもらえました。まだまだ珍しい、ブロックエディタ(BurgerEditor)のデモをしていたので、ずいぶん印象が良かったようです。
私もBurgerEditorはそれほど経験がなかったのですが、安定した操作感がとても良かったです。
WordPressの一連の問題のせいか「国産」に興味を持つ人が多くいたので、開発元が国内にあり、開発元自身も業務で使用していることによる、フィードバックの早さを説明しました。
これはa-blog cmsも同じ傾向で、同様に強みとして説明していることです。ですが、GitHubからプルリクを送ることで、ユーザー側が直接アップデートに関与できるという点で、baserCMSはさらに優位です。
docker-composeも使えるから、Cakeの学習環境にもおすすめですよ!とも話してきました。
男性は「CakePHPベース」、女性は「べっしー」食いつく人が多かったです。まったくbaserのことは知らないけど、「恐竜のキャラクターは珍しいですね!」とべっしーステッカーを持ち帰る人がたくさんいました。
べっしーは、WordPressのキャラクター、わぷーと同じ方が描いています。
ありがとうカネウチさん。かわいいは正義。
ライブ構築が詰む
午後になって、テーマカスタマイズをしようとしたところで、テーマ制作は絵的に地味すぎるし、画面を見ても何をやっているのかわからないことに気付きました。
また、コンベンションセンターのWiFiはSFTPが使えないことに気付きました。お隣の産業振興センターで経験しているはずなのにうかつでした。
長時間録画を同時にしているとMacもだんだん遅くなり、ワイヤーやCSSフレームワーク、専用のFONTPLUSコードまで用意してきたのに、まったく進みません。
余談ですが、このべっしーのマント、額の生え際の毛が激しく引っ張られて額が全開になりますw
カメラマンの三谷さんが写真を取りに来てくれた時点ではすっかり心が折れていて、結局リタイヤして、キャッチアップさんが用意してくれている操作動画に切り替えました。
ライブ構築などと、馬鹿なことをしたと反省しています…コーポレートサイトとの親和性や、BurgerEditorの操作を見せることができたのは良かったのですが。
僕たちと決済と自由
セッションは、小岩さんの「僕たちと決済と自由」を見てきました。
ちょうど、ほとんどの私的な決済をSuicaにしたので、電子マネー取引の個人情報の流れに興味があったのです。
「オープンソースがテーマのイベントなのに、『自由』について話す人はあまりいないんですよね」
小岩さんは、セッションをはじめる前にそんなことを言っていました。
電子取引の場合、便利さを取るか自由を取るかという問題になります。それは情報の流れを学んだうえで、個々が考えるべきことのようです。まあ、えっちいグッズだけ現金で買えば良いんじゃないでしょうかw
お楽しみの閉会式
OSC北海道は「閉会式のLT大会」が一番盛り上がります。
今年最高に盛り上がったのが、20年前からやってきた藤田さんの発表でした。
開始と同時にMac OS 8からNetscape Navigatorが立ち上がり、当時のAppleのウェブサイトが表示されると、会場のおっさんおばさんたちは騒然となりました。
ちなみに藤田さんによると、Netscape Navigatorの今バージョンの目玉はPNG対応だそうですw
お気に入りの、Ejectコマンドユーザー会のあっきぃさんの発表もありました。
Eject10周年に向けて〜今後のEjectの方向性〜 / 20180707-eject-osc18do
https://speakerdeck.com/akkiesoft/20180707-eject-osc18do
CDドライブの蓋を開けるコマンドを使って、ペットのタイマー給餌などの電子工作を作るコミュニティですが、10年が経って、Raspberry Piに切り替えられるものも出てきたそうです。これも時代の流れですね。
文化祭、そして同窓会
OSC北海道は10年以上、毎年開催されています。転勤で札幌を離れたり、結婚・出産で家庭に入った人も、毎年この日は会場に足を運びます。
コミュニティでは50歳を超える人も出てきましたが、変わらず元気です。
大学生ばかりではなく、高専生も見学にやってきます。
実行委員の子どもが、いつの間にか成長して当日スタッフをしていました。
私のようなフロント側の技術者が、プログラマやSIerとゆっくり話す機会でもあります。
なかなか貢献できませんし、空回りばかりしていますが、そんな札幌のITコミュニティと札幌が、私はやっぱり好きです。
来年は、もう少しまともにbaserCMSのブースを手伝います。ほんとすいませんでした。