自作のCSSフレームワークで特に気に入っているコンポーネントの話


先月公開したCSSフレームワーク「echo.css」ですが、「どんなページが作れるかのサンプルがないと、イメージしにくいんじゃないかな」と言われました。

それで、ドキュメントよりも先にテンプレートを作っています。日曜日はチクチク制作をしておりました。

echo.cssのモジュール群で特に気に入っているのが、冒頭の画像の「c-flip」というコンポーネントです。デスクトップでは写真を大胆に表示し、モバイルでは写真が上、文章が下となります。



初出は、昨年稲葉さんと制作したa-blog cms用のテーマ「zeroichi_lp」です。

この時点でも充分使い勝手は良かったですが、実際の案件で使ううちに、デスクトップでの表示が8パターンまで必要なことがわかってきました。使用する背景画像によって、適切な文字配置は全く異なるためです。デザイン上の理由もあります。

  • 画像全面+コンテンツ白背景・左寄せ
  • 画像全面+コンテンツ黒背景・左寄せ
  • 画像全面+コンテンツ白背景・右寄せ
  • 画像全面+コンテンツ黒背景・右寄せ
  • 画像半分+コンテンツ白背景・左寄せ
  • 画像半分+コンテンツ黒背景・左寄せ
  • 画像半分+コンテンツ白背景・右寄せ
  • 画像半分+コンテンツ黒背景・右寄せ

8パターンのデザインを簡単に切り替えるために、サブクラスなどをずいぶん整理して現在に至ります。詳しくはこのコンポーネントの解説ページをご覧ください。

https://cms-skill.com/echo-css/styleguide/component-flip.html

私が制作するサイトは、ほぼすべてCMSを介して制作し、さらにその半分くらいが、フォーマットができてから原稿が入ります。その際に想定外の画像やテキストをどれだけ少ない工数で補完できるかを、自分の独自スキルとして磨きたいと日々考えています。これは少なくとも、AIには当分できないことです。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2018年11月04日 | Permalink

Illustrator CC 2017から書き出したSVGは、GIMP 2.8.22で正しく表示できない


表題の通りです。同じ状況になる人がいずれ出てくるかもしれないので共有します。

結論から書きますが、これはGIMP側の仕様で、ブラウザでの表示においては問題ありません。
どうもGIMPは、SVG関連の対応は読み込み・書き出しともに遅れているようです。

Android Studioでも色情報が引き継がれない問題が報告されています。

Sketchたまご: Illustratorから書き出したsvgをAndroid StudioにImportすると色情報が反映されないことの解決法


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2017年07月04日 | Permalink

Atomic Designの思想で、文系でもわかるCSSフレームワークを作りたい

Atomic Designの構成図かわいいです


久しぶりにいくつかコーディングの仕事をすることになりそうで、CMSの構築と比較して効率化できていなかった、CSSの設計を見直すことにしました。

最近のCSS設計は、OOCSSFLOCSSSMACSSなどがあり、高度かつ多岐に渡ります。ウェブデザイン設計についても、Material DesignAtomic Designなどがあります。

どれも素晴らしい内容なのですが、どうも私の中ではもやもやとしています。
かつてと比較すると、あまりにも理系寄りで難解だと感じるのです。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2017年06月13日 | Permalink

a-blog cms用テーマ「echo_zero」と、日本のCMSテーマの一年間


a-blog cms用テーマ「echo_zero」を正式にリリースいたしました。
非商用・検証目的であれば自由にご利用いただけます。商用の際はライセンスをご購入いただけると嬉しいです。

echoのポータルサイトもリニューアルして、ようやく他のechoシリーズにも着手できそうです。

さて、a-blog cms版のechoを作る!と言ってからリリースまで一年もかかりました。なぜそんなにかかったのかという話を、主要CMSの日本製テーマの事情なども交えて振り返りたいと思います。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2017年02月16日 | Permalink

a-blog cmsの投稿画面用UIと既存スタイルの衝突を回避するCSSを公開します


a-blog cmsの魅力は、公開サイトからデザインの異なる管理画面へ移動せずにエントリーの投稿ができるところにあります。日本での利用を前提としたUIもわかりやすく、クライアントさんからの評価も高いです。

投稿画面のユーザーインターフェースのCSSも丁寧に作られているのですが、導入するサイトのCSSルールによっては衝突が起こる場合があります。

典型的な例が以下のようなサイトで、body要素のスタイルを参照しているa-blog cmsの投稿画面は、冒頭の画像のように見た目が崩れてしまいます。

  • bodyにセリフ系、デザイン系のフォントを指定している
  • bodyの文字サイズを「0.625rem(=10px)」として、各モジュールは「140%」などの相対%で調整している

これらをはじめとする細かい問題を回避するCSSをGistで公開しました。

a-blog cms バージョン2.6時点の、公開ページでの投稿フォームなどの既存CSSとの衝突を修正するための追加CSS

こちらからも、2017年1月19日時点のバージョンをダウンロードできます。


ファイルを開く

acms_ex.css.zip

使い方

以下のとおり、本来の「acms.css」に続けて読み込んでください。

<link rel="stylesheet" href="/css/acms-admin.css">
<link rel="stylesheet" href="/css/acms_ex.css">

このCSSは、以下の問題の修正と、外観の調整を行います。

  • 本文のスタイルの影響をUIも受けてしまう問題を回避
  • 全幅レイアウトのサイトに組み込んだときにUIが広がりすぎる問題を回避
  • 管理ボックスのボタンサイズを固定
  • ユニット内のラベルのクラス名がbootstapと重複している問題を回避
  • acms.css以外のフレームワークを使用すると予期しない箇所で段組が解除されてしまう問題を回避
  • エントリーカスタムフィールドのラベルを長いタイトルにも対応させる
  • ファイルユニットになぜかインラインでwidthが入ってしまう問題を回避
  • ツールチップアイコンをエントリー・モジュールのカスタムフィールドでも使用できるようにする
  • 文字装飾ボタンを目立たせる

「本文のフォントをacms.cssのフォントに合わせる」「予期しない箇所で段組が解除されてしまう」「文字装飾ボタンを目立たせる」については必要ないケースもあると思うので調整してください。

また「ファイルユニットになぜかインラインでwidthが入ってしまう問題」については今後のバージョンで修正される可能性があります(先日リリースれた2.6.1.4では未確認です)。その場合はこちらは逆に不具合の原因になるかもしれません。


私はいちからすべてテーマを制作する案件だけでなく、すでに制作会社さんによってコーディングが終わったサイトにCMSを組み込む案件も多数請け負っています。この調整CSSは、そのような案件を通してちょっとずつ書き足していったものです。

個人的には10pxから文字サイズを調整する手法は開発者側の計算が楽になるものの、改修や外部サービスのパーツ追加に弱いので避けるべきと思います。

しかし、そういった導入先サイトのスタイルの問題だけでなく、最近のCSSフレームワークで見られる「ワイド画面でサイト全体の文字サイズが大きくなる」効果によって「良かれと思って作られているものがacms.cssと衝突する」というケースもあり、やはりサイトに応じて制作側が細やかに調整していくしかないと思います。

「そこまでするの?」「フォントなんて気にしなくても…」という意見もあるでしょうが、私は可能な限り徹底したいと考えています。はじめてのCMSを扱うクライアントの不安をできるだけ払拭するのが、CMS構築を担当する私の役割でもあるからです。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2017年01月19日 | Permalink