「夢中になれるものがない」という悩みについて考える

私は元々、個人サイトを運営しているうちに、ウェブ制作自体が趣味になったことがきっかけで、この世界に入りました。
趣味が高じて、という流れです。
その頃は、このような悩みが出てくるとは思いませんでした。

仕事にあまり関係ない話ですし、つまりは「いいわけ」なのですが、フリーランサーが陥りがちな病なので、考えたことを書いておきます。

なんとなく楽しくない

当然のことですが、長年当たり前のように仕事をするうちに、ウェブ制作やCMSはあくまで仕事であり、昔のように「むちゃくちゃ楽しい」とは思えなくなりました。
それでも他の趣味、ゲームと編み物があったのですが、それらも楽しいと感じられなくなってしまいました。

ときどき、ハマってはいるのですが、どうも心の奥底に苦痛を感じているのです。
この「苦痛」がなにか原因があるのか、メンタルの不調にありがちな「感情の歪み」なのか、ずっと気になっています。

完成できない



編み物は長年の趣味です。二十代の頃は講師を目指していたのですが、自分には人に教えるメンタリティがない事に気づいたので、趣味としてやっています。

ところが、ここ数年は作品を完成できません。例えばセーターは後ろ身頃・前身頃・袖が必要ですが、前身頃の後半に来たところで、ぶっつりと楽しさがなくなって苦痛しか残らなくなるのです。そうなると日が空くし、編み図も忘れてしまうのでそのまま未完成になります。

もしかすると自分は、面倒くさくなっているのではなくて、「完成させたくない」のではないだろうか…とも考えてしまいます。完成することで終わってしまうのが嫌なのか、「作品」が「衣服」になってしまうのが嫌なのか、わかりません。

また、上の写真のもそうなのですが、難易度が高い模様をつい選んでしまいます。割り切って極太糸で無地やボーダーにすればいいのに。

納得がいかない

SNSでこの悩みをこぼしたところ、友人が言いました。

「ああ、そうか。うぇびんさんの趣味は、過程だけじゃなくて、ものを作って出来上がることを楽しむアウトプットの趣味なのですね。だから出来栄えとか成果物のレベルも趣味の喜びに大きく影響するのですね」

友人はインプットの趣味が多いといいます。読書やカフェ巡りのような、すでにあるコンテンツを体験するたぐいのものです。一方、私の趣味は「一定の成果が出ていること」が具現して、初めて楽しさを感じるのです。



ゲームが趣味と書きましたが、「サンドボックス」「コンストラクション」と呼ばれるジャンルがプレイの大半を占めます。何かを自由に作ることが大好きなのです。冒険前の準備の動線を意識しつつ、デザイン性が高い「自宅」を建築するときが一番わくわくします。

特に「Minecraft」は7年プレイしていましたが、一年ほど前に過去最高に気に入った拠点を作ってしまい、それ以降納得がいかなくてはやめる、ということを繰り返してしまっています。

先日、違う手芸をやってみようと樹脂粘土を買ったのですが、小さな作品を作っただけで「思ってたんと違う」と感じてしまいました。どうも理想が高すぎる悪い思考パターンに陥っている気がします。手を動かしているだけましですが。

登る前に頂上を見てしまう

ソーシャルメディアのおかげで、同じ趣味を持つ人の作品を楽しんだり、情報を交換したりできるようになりました。ですが、それと引き換えに「何もしていないうちに、極端にレベルが高い到達点を見てしまう」という問題も出てくるようになりました。

例えば登山で、富士山に登る前に「登る人視点の頂上到達動画」を見てしまったとします。登山の場合は「空気感」「疲れ」なども趣味の一部なので、それだけで登りたい気持ちはなくなりませんが、ゲームプレイ動画の場合は「超ボスを最強装備で秒殺!」とか「4年間かかって作り上げた私の街を見て!」などを観ると、「ああ、自分はここまでできないや」と考えてしまいます。

素直に自分ができる範囲のことを楽しめばいいのに、という正論が脳裏に浮かびます。

SNSの影響を受けやすい性格なのだから、体験型の趣味になんとかして切り替えたほうがいいのではないか、という気になってきました。しかし食べ歩きは太るし、ドライブくらいしか興味がありません…車は以前、軽い対人を起こしたときのトラウマが消えなくて乗れません…

ペットは趣味か


私は、うさぎの女の子を一匹飼っています。毎日ごはんと水をあげ、室温を調節し、話しかけ、なでてあげます。

ペットを飼うことは趣味に入るのでしょうか。ブリーダーになったり、毎日読者を意識したブログやSNSを書いていれば、趣味とも言えるかもしれませんが、私が彼女に感じている関係はルームシェアをしている友人や恋人に近いものです。それにうさぎの世話は面倒でも必ずやらなければならないので、やらなくてもいい「趣味」とは違う気がします。


そんなこんなで自分がもやもやと悩んでいることを書き出してみたのですが、やはり自分の思考パターンの問題な気がします。
楽しいことよりも、楽しくない理由を探しているというか。

こういうときは小さな成功体験を重ねるしかないことを、長年の経験から知っています。
ゲームの難易度を下げてみたり、数日でできるニット作品を作ってみたり、手芸のワークショップへ行くことを考えてみようかと思います。

趣味で心が安らがないと、趣味を楽しむための本業もちゃんとできなくなってしまいますから。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2019年02月02日 | Permalink

Atomic Designの思想で、文系でもわかるCSSフレームワークを作りたい

Atomic Designの構成図かわいいです


久しぶりにいくつかコーディングの仕事をすることになりそうで、CMSの構築と比較して効率化できていなかった、CSSの設計を見直すことにしました。

最近のCSS設計は、OOCSSFLOCSSSMACSSなどがあり、高度かつ多岐に渡ります。ウェブデザイン設計についても、Material DesignAtomic Designなどがあります。

どれも素晴らしい内容なのですが、どうも私の中ではもやもやとしています。
かつてと比較すると、あまりにも理系寄りで難解だと感じるのです。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2017年06月13日 | Permalink

CMSにおける「それ、○○でよくね?」論について


新年早々、WordPressの「Page Builder」プラグインの丁寧な紹介記事が話題です。

直感操作でページ作成!WordPressプラグイン ページビルダー(Page Builder)

かつては一部のCMSの専売特許だった「ドラッグ・ドロップで記事をレイアウトできる」機能を実装できるプラグインがずいぶん増えてきました。
投稿機能のUIで遅れをとっていたMovable Typeにも登場し、こちらも人気急上昇のプラグインとなっています。

LayoutBlockプラグインβ1(その1・概要とインストール) - The blog of H.Fujimoto

このような「本来のCMSコアにはない編集画面を擬似的に追加するプラグイン」の紹介が出ると、必ず出てくるツッコミが
それ(他のCMSの名前)でよくね?
です。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2016年01月05日 | Permalink

CMSのテーマを作る前に静的ページのコーディングをするか?


札幌のフロントエンドエンジニアの友人、長谷川さんが、WordPressベースの案件のワークフローで疑問を感じているようです。

いきなりですが、このエントリーを読んでいる方に質問です。WordPressのテーマを仕事で作成する際に、どのようなワークフロー、制作手順でコーディング・構築・テーマ作成を進めますか?

デザインから WordPress のテーマ作成までの自分のワークフローを見直す - HAM MEDIA MEMO
  • テーマをいきなり作りはじめる人が多いが、最初にきっちり静的ページを制作する自分のフローと比べてどうなのか
  • 何かしらのテーマをベースにカスタマイズで制作するフローが増えているようだが、それは本当に効率が良くなっているのか

という二点の疑問のお返事として、WordPress以外も含めた、最近の流れについて書いてみます。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2015年12月16日 | Permalink

Misocaのメール請求機能が最高にモヤモヤする

名古屋発の請求サービス「Misoca(ミソカ)」。今年から切り替えましたが、使いやすくて一年間たいへんお世話になりました。来年も引き続きお世話になる予定です。

ほんとうにいいサービスだと思うのですが、個人的に最高に気に入らないところがあり、気になって気になってしょうがなくなってきたので、自分だけなのか?と思って書いてみます。

それは「請求書のメール送信機能」です。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2015年12月08日 | Permalink