先日の日曜日、はじめてのa-blog cmsの勉強会を開催しました。
参加してくださったみなさん、おつかれさまでした。

当日のセッションに使用したスライドと、ハンズオンに使用した素材を公開します。
細かい話は追記以降で。

スライド

ハンズオン素材

こんなサイトが入ってます

静的に作られたカフェのサイトをa-blog cmsのテーマにして、各ページとトップページの「今月のランチ」を編集可能にするまでのチュートリアルセットです。

解凍すると説明書きが入っています。内容をわかりやすく修正してますので、勉強会に参加した方も改めてどうぞ。

雑感

Webデザイナー以外のユーザー層

募集をはじめた時点では、SaCSS(札幌コーディング勉強会)常連の、プロのWebデザイナーが多く参加するだろうと思っていました。
札幌でもa-blog cmsはだいぶ周知されてきて、案件で使うことになった、という話をちらほら聞くようになっていたからです。

ですが、実際にはWebデザイナーでない人も数人参加していました。

  • 自分が所属する団体のサイトを自動化して、みんなにも更新してもらえるようにしたい
  • 異業種だが、WebデザインとCMSを効率よく学習したい

といった理由です。

a-blog cmsの「WebサイトをそのままCMSテーマにできる」という特徴が、Webデザインに興味がある人にも間口を開いているようで、私にとっては意外な驚きでした。

最大の関門、それはインストール

a-sapをはじめるにあたり、参加者のみなさんには
「ハンズオンがあるので、localhostにa-blog cmsをインストールしておいてほしい」と事前にお願いしていました。

公式サイトに導入方法が細かく書かれてはいますが、当日までうまくインストールできなかった人が二、三名いました。

a-blog cmsをlocalhostで使えるようにするには、ソースコードの暗号化を解除する「ioncube loader」というライブラリを使えるようにしなければいけません。
Windowsの32bit・64bitの違いや、php.iniの使い方がよくわからない人、逆にサーバーに詳しくてまっさらなVPS(仮想サーバー)に設置しようとしていた人は、相当苦戦していたようです。

それでも、私や、うまく設置できた他の参加者のアドバイスでクリアできた人もいたので、情報共有の場=勉強会を開く意義は大きいですね。

セッションについて

第1回のセッションは、先述のような経緯もあって
「MovableTypeやWordPressを使ってきた制作会社が、a-blog cmsを導入する場合に考えるべきこと」をテーマに話すことにしました。

新しいCMSを導入するときは、ライセンス料や機能などの表面的なものだけではなく、すぐには見えてこない「懸念点」も抑えるのが重要なように思います。
ここを理解しないままぶっつけ導入してしまうと、制作中に思惑通りにいかなかったり、公開後の運用・コンテンツ拡張の際にクライアントと「話が違う!」となりかねません。

a-blog cmsはテーマに関する仕様が特殊な分、そういった懸念点もMT・WPと大きく違っています。
なので、二ヶ月前の公式セミナーと違い、後半では若干disらせてもらいました 😛

ハンズオンについて

今後も使用するサンプルとして、簡単なカフェのサイトを作りました。

a-blog cmsはこういう「店舗サイト」と相性が良い機能が多いのですが、単にいつもお世話になってる「足成」に、カフェ素材があって楽だったからですw

公式セミナーでは、新着情報の追加や、カスタムフィールドについてのハンズオンをよくやっています。なので初回は、それより作業が少なく、使う機会が多い「ページの一部分だけ編集可能にする」カスタマイズをやってみました。

次回以降について

そんなこんなで、参加者の皆さんに助けられつつ、a-sapを無事?立ち上げることができました。

今回はプロ向けで、私が主導する感じでしたが、次回以降は少しユルくしようと思います。
また、ハンズオンを早めに切り上げて、自習時間を設ける予定です。

再来月前半に、第2回を開催予定です。
今後も楽しく勉強しましょう。わからないことがあればTwitterなどで聞いてくださいー。

この記事を書いた人

うぇびん

愛知県豊橋市に住んでいる、荒ぶるウェブおばさん。WordPressをはじめとした各種CMSを研究するのが好き。札幌のIT企業のビットスター株式会社に所属しています。