メリークリスマス。
リリースから1年が経過した、Web制作者向けに制作したMovable Type用テーマ「echo Bootstrap」のリポジトリをGitHubに公開しました。
https://github.com/webbingstudio/mt_theme_echo_bootstrap
今後は非商用・検証・学習目的であれば無償でご利用いただけます。商用利用を検討された際は、ライセンス(10,800円)を購入ください。
http://store.cms-skill.com/items/2463730
a-blog cmsでも新しいテーマを制作していますし、来年以降いろいろと有料のCMS素材をリリースしていきますが、基本はMovable Typeコミュニティで多く採用されている、商用ライセンス方式で統一する予定です。
売ることの難しさ
私は言葉を絞ったり、誰にでも届くキャッチーな表現を考えるのが苦手です。このテーマについても、広告を出したりもしてみましたがあんまり売れませんでした。マーケティング以前に、デザインとライティングがダメなんだろうと思います。
強い色が好きなのも裏目に出てしまいました。どうも一年経って見返してみると、企業サイトに使うには重い印象です(制作者向けなので色もデザインもどうとでもなるのですが…)。
今後のテーマについては白ベースの軽い印象のテーマにしています。
オープンソースで得られるもの
このテーマ、そして関連資料を完全オープンソースにするのは、私にとっては勇気がいることです。
特にこのテーマの「config」がついているファイルは、表示するページの先頭で読み込まれ、ページ情報を変数に取得している部分ですが、私がMovable Type案件に10年近く関わってきた経験がすべて含まれています。
mt_theme_echo_bootstrap/dist/themes/echo_bootstrap/templates/config_entry.mtml
一方、WordPress界隈では、多くの技術者が積極的にコードを公開しています。先日、WordPressテーマ「Habakiri」をリリースしている北島さんが来札しましたが、北島さんもオープンソースで得られるフィードバックについて話しておられました。
Movable Typeのタグ言語「MTML」は技術者により書き方がまちまちで、テーマを配布している人も少ないです。それが技術者の高齢化と、若手の参加を阻んでいるのかもしれません。
echoを公開することでMovable Type界隈が活発になったり、不安定なプログラムを書かずに高度な構築ができる利点を若い人たちに知ってもらえればと思います。あ、もちろん私のMovable Typeの構築技術も。
来年はいろいろやります
2016年は帰郷して生活を建て直していたこともあり、春以降はあまり大きな活動をしていませんでした。a-blog cmsのテーマできたらリニューアルを…!と考えていたらブログも全然書きませんでした。
仕事をするか、寝るか、穴を掘っていた記憶しかありません…
来年はプロダクトの公開、情報の共有を積極的にやってていくつもりです。