札幌のWeb制作者、高橋さんと森さんが執筆した「作りながら学ぶ HTML/CSSデザインの教科書 」が好評です。
ある程度自分でHTMLを書けるようになった人や、フレームワークや最低限のタグまで理解している開発者さんなどが、本格的にWeb制作を身に付けるのに役立つ教科書となっています。
コモモともりこ
著者の自己紹介がずいぶん奥ゆかしいのですが、二人とも札幌のコーディングの勉強会「SaCSS」で講師をしている、ベテラン制作者です。
高橋さん(コモモ)は初心者への指導の経験が豊富なフリーWebデザイナーです。
WordPressのスキルも持っていて、「WordPress デザインワークブック」という著書もあります。
あわせてどうぞ 😀
森さん(もりこ)は、1000ページ単位の巨大サイトなどの、タイトな案件を数多く手がけているコーダー兼ディレクターです。
制作の効率化や最適化、補助ツールについても常に研究していて、驚きの早さで仕事をすすめます。
手戻りが少ない、確実な制作ができる人です。
そんな二人が組んで、今のWeb制作のベースラインをまとめたのが、この本なのです。
今のWeb制作こそ、教科書が必要
今、ネット上で初心者・中級者向けのWeb制作の情報を得るのは、とても難しくなっています。
私がWebデザイナーとしてお仕事をはじめたころは、ほとんど書籍を買うことはありませんでした。
当時はブログブームもはじまったばかり、テーブルレイアウトからCSSレイアウトへ移行中の時代で、情報サイトも少なく、ほとんどの制作の疑問は、検索で解決できたからです。
ところが、今のWeb制作の情報は一般的な情報と、Sass・Compassも絡んだ高度な情報が混在していて、自分にあった情報を絞り込むことが困難です。
昔はPhotoShopとDreamweaverが一般的だった、制作用のアプリケーションも、技術者によって千差万別です。
また、便利なWebサービスが普及したので、書籍内で紹介されている「Pixlr」のようなオンラインツールを使う機会も増えました。
なので、最適のセオリーがまとまっている「教科書」が、今からWeb制作を学ぶ人に必要なのではと思います。
余談ですが、イベントで彼女らに本を持って行くと、先の写真のような
かわいい「こもりこハンコ」を押してもらえますよ 😉