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MovableTypeからの移行にフォーカスした「a-sap : a-blog cms勉強会 07」を8月22日夜に開催します

名古屋発の国産CMS「a-blog cms」の札幌勉強会を、一年ぶりに開催します。

今回はセミナー形式で、この頃、とてもよく質問される「Movable Type」との比較、乗り換えにフォーカスしたお話をします。
Movable Typeを使ってきたフリーのWebデザイナーさん、制作会社のディレクターさんにおすすめです。

来週木曜日の夜間になりますが、札幌駅から徒歩5分の会場ですので、お仕事帰りにお気軽にご参加くださいー 😀

以下は、今回の勉強会を開くことにした背景など。

Movable Type次期バージョン発表の波紋

2013年7月10日に、Movable Type 6ベータ版が発表となりました。

これに伴い、ユーザー数限定版ライセンス、およびオープンソース版(MTOS)の提供終了が発表されています。
大規模サイト向けCMSへの舵取りを強化した印象で、ユーザー数が5人以下のライセンスは、実質の値上げです。

予算が潤沢な案件が多いのなら問題はないのですが、小・中規模案件へのMovable Type導入は悩ましいものがあります。

ユーザー会が保護に動き出してはいるのですが、状況が落ち着くのにまだしばらくはかかりそうです。

WordPressに乗り換えるリスク

乗り換え先としては、導入しやすくて情報が多いWordPressが浮かびます。

ですが、PHPを書くことができ「独自タグでテンプレートを設計する」という考え方が薄いWordPressは、プログラミングの知識が少ない制作者が導入すると、かなりワークフローが混乱することになります。

また、たくさんのプラグインを上手に使いこなしてこそ効果を発揮するCMSなので、既存ユーザーの知識や品質に追いつくのも大変だったりします。

なので、今回はWordPressについては話しません。

a-blog cmsを考えてみる

a-blog cmsは、独特の投稿画面などがよく話題になりますが
リリース後の改修がしやすい
というのが、制作会社には最大のメリットだと思っています。

これは「静的サイトを構造を保ったままテーマとして作成していく」という特徴によるもので、テンプレートの設計思想がMovable Typeに似ています。

「Movable Typeよりも機能が多い割にライセンス料が安い」
という現実的な理由もあって、乗り換え先にはかなりおすすめできます。

予定している内容

このような背景を踏まえて、Movable Typeとa-blog cms、両方の制作実績を持っている立場から

  • a-blog cmsとMovable Typeの、これからのライセンス体系はどうなる?
  • 今のa-blog cmsはどうなった?
  • 無償版「a-blog cms liteライセンス」はどんな感じ?仕事に使えるの?
  • 導入の際は、どこが改善点・懸念点になるの?

という勉強を、みなさんとしたいと思います。

参加表明はATNDの告知ページからどうぞ。


a-blog cmsとは無関係な、個人的な余談ですが。

MovableTypeはメジャーバージョンアップのたびに、アナウンスの甘さ、ユーザーとのコミュニケーション不足による混乱が起きています。

特に、バージョン2から3への移行の際は多くのユーザーが他のCMSに流れ、現在のWordPressとのシェア逆転の背景になっています。

私はバージョン3以降をアマチュアの頃から愛用しているユーザーですが、優秀なCMSと思うだけに、この辺りが残念でなりません。
バージョン2への移行が視野に入ってきたa-blog cmsを含め、他のCMSが同様の轍を踏まないようにと願うばかりです。