Movable Typeユーザーの交流会「MT Cafe」の札幌版が開かれることになったので、参加してきました。
札幌のパワーユーザー、ジャクスタポジションの西山さんの主催です。
写真の、会場に鎮座していた子は、シックスアパートの公式マスコットで「トフ」といいます。
2005年からある由緒正しいキャラクターなのですが、参加者でも知らない人がいて「え”!?」とマジレスされたりしました。
ユーザー間で昔のMTの話をしたり、MovableTypeを仕事でどう扱っているかという情報交換をしたり、楽しい時間を過ごしました。
会場になった「粋ラボ」さんは野菜料理がとてもおいしいお店でした。個人でまた行きたいな (´¬`)Ψ♪
札幌のMovable Typeユーザーの現状
このブログでも何度か書いていますが、少なくとも私の周辺ではMovable Typeユーザーはそれほど減っていません。
ただ、新規ユーザーや若手が入ってこないので増えない、という状態です。
今回のMT Cafeの参加者も、私自身も含めて、ほとんどが古くからMovableTypeを愛用している、30代後半〜40代の人です。
MTはここ数年ですっかりエンタープライズ向けのCMSとなり、大量アクセスが見込まれるサイトの裏側(いわゆるNDA案件)で活躍するようになりました。
その関係で、ユーザー間が一体何をやっていてどんな実績を持っているのか、そもそも最盛期と比べてどのように改良されているのかが見えにくいのが、ユーザーが増えない原因の根底にあるのかなと思います。
管理画面ハック
私が今回、参加した人たちに議題として持っていったのが 「MTの管理画面のメニューはわかりにくくないか」という話です。
主にシステムメニューなんですが、この件は別の記事で書く予定です。
他のCMS(特にWordPressやa-blog cms)では、管理画面に不満があると、ユーザーがどんどんカスタマイズして、細々したTIPSを公開したりしますが、Movable Typeではそれほど活発ではありません。
これはシステム上、WPやacmsが管理画面をカスタマイズがしやすいというのもありますが、Movable TypeもMTAppjQueryを使えばそれほど難しくありません。
MTユーザーはCMSに慣れてしまって、管理画面に疑問を持ちにくいのかもしれません。
jQueryに詳しい人で、こういった管理画面ハックをする人が、もっと増えると面白いですね。
Movable Typeについての誤解
Movable Typeは、最盛期のときに言われた欠点が、今も多くの人の常識になってしまっています。
「再構築に時間がかかる」というのは、ダイナミック・パブリッシングの機能の向上や、cronによる時間差構築、サードパーティーが開発したDynamic MTMLの導入でほぼ解決できます。
「管理画面が重い」件は、バージョン5.1以降のAjax導入などで軽減され、安いサーバーでもあまり不便を感じません(言語が違うので、WordPressと比べろと言われたら無理がありますが…)。
バージョン4から「ライセンス料がかかる」ようになりましたが、無償で利用できるオープンソース版もあり、カスタムフィールドがないこと以外は、WordPressと同等の機能を持っています。
しかも最近では、非公式ながら擬似カスタムフィールドも使えます。
いちどマイナスイメージがついてしまうと、払拭するのはなかなか難しいです。
やっぱり、ユーザー感でアウトプットしていくしかなさそうです。
まとめ
私が最初に使ったCMSはMovable Typeでした。
はじめて設置したのは2.6あたりでしたが、ちゃんと使いはじめたのはバージョン3からです。
いちばん長く使っていて愛着もあるのですが、意外とコミュニティには関わっていません。2010年のMTDDC HOKKAIDOに出られなかったのは今も残念です。
ユーザー間が交流する場があるというのは大事なことです。コミュニティも盛り上がるし、情報を交換することで、そのCMSの課題も見えてきます。
今後もMT Cafeを開催するそうなので、顔を出せればいいなと思います。