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「XHTML&CSS超高速コーディング術」の出版記念セミナーに行ってきた

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新しい技術を得ることも大切ですが、今の作業、ブラッシュアップできてますか?

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iPhone アプリ「HTML/XHTMLタグ辞典」が人気の、大藤幹先生の新刊「XHTML&CSS超高速コーディング術」の出版記念セミナーが、アップルストア札幌で開かれました。

今回は「コーディング=カンプを元にHTMLとCSSを作成する業務」を専門に扱う制作会社「牧野工房」の協力を受け、短時間で正確、かつ美しいコーディングを行うための、牧野工房の実践的なノウハウが紹介されています。

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コーディング専門の牧野工房
スキルパートナーズ株式会社

本のPRになると思うのでNDAに反しない範囲で書きますと、私はこの牧野工房さんとお仕事をさせていただいたことがあります。

その際にワークフローの一部を拝見することになったのですが、とにかく驚いたのが、書籍の協力者である、大杉さんのコーディング技術と、徹底した作業工程の管理体制でした。
ルールが厳しいのはもちろんですが、それら全てに理由付があり、しかもコーディングスキルの向上につながります。
セミナー内で大杉さん自身が
「牧野工房のルールに従っていれば、IE6でも問題は発生しない」
と断言されていますが、大げさな話ではありませんでした。

そのような経緯で、私自身も牧野工房のコーディングルールの影響を大きく受けています。
今回の書籍が出版となったのも、大藤先生がハンズオンセミナーを通して大杉さんのスキルに感心したからなのだそうです。

セミナーでの紹介によると、テーマは「手戻りをなくすこと」。

  1. 基本をしっかり守る
  2. 手順に沿って進める
  3. 情報をしっかり管理する

という、当たり前のように見えてずさんになりがちな、牧野工房の実践テクニックが公開されています。

牧野工房が使用している工程管理表・テンプレートが同梱されていたり、大杉さん考案の「シャドーコーディング」(いきなり書くのではなく事前に構造をイメージする)についても触れられていますので、WEBデザイナー・コーダーの方は是非ご一読を。


何故私がこんなに薦めているのかというと、良いコーディングルールの普及・共通化は業界全体のワークフローの改善につながっていくからです。

私のようにフリーランスでやっていると、様々な会社のコーディングをお手伝いすることになります。既にコーディングを終えた静的コンテンツのCMS埋め込みなどもすることがあります。
私が全て作業する案件ならいいのですが、普段行っているものと違う(場合によっては効率の悪い)ソースコードに合わせるのはなかなか厳しいものがありますし、工程にもムダが出てしまいます。

HTML5の仕様が発表され、つい新しい技術に目が行ってしまいがちですが、基本をしっかり守り、ブラッシュアップすることを忘れないようにしたいものです。