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「成長させる」ツールが作るコミュニケーション

comtool

我々WEB屋は、新しいガジェットやWEBサービスに飛びついては大量に持ち歩いています。

それは単に新し物好きだから、というだけではなく、話題のねたにしようとか最先端のテクノロジーを理解しようとか、業務的な思惑もあったりするわけです。

先日開催された「Skype Night札幌」の会場で、POKENが特別価格だったので今更買ってきました。

poken

まぁ、ここを読んでいる人には説明不要だと思いますが、手をくっつけてハイホーすると自分のウェブサイトやSNSを含めたデータをやり取りできる電子名刺です。
早速、昨日のDevDoに持って行きました。

あれ?

20人も参加しているのに、
持ってきている人が全然いない…

ハイホーしたくないのでうそついてる説は保留とします XD

POKEN はハイホーしている瞬間と、そのあとお互いのモデルについて話しているときは楽しいのですが、いちどハイホーするとWEBを通して個人情報を更新できるようになるので、同じ人と二回以上ハイホーしても特に何も変わりません。
コミュニケーションが終わってしまうのです。

なので、全国を飛び回っている人でもない限り、友人を一周すると持ち歩かなくなります。
また、それを見越している人は買っていません。

twitterやmixi、Skypeのような息の長いツールは、常に「使う側を成長させて」きました。相方向に流され蓄積される情報であったり、長期的に見た通信費や作業効率の向上であったり。
それによって新しい使い方を思いつく人が出てきて、また新しいコミュニケーションが生まれたり。

残念ながら、今のPOKENにはその要素がないのです。
コミュニケーションを目的に買ったのにと、ちょっぴり凹みました。

なのですが…
DevDoの帰り、えいやっと思い切ってMacBookを買ったところ、twitterのタイムラインにこれまでにない大量のReplyが。

devdo_omiyage

「おめー」とか
「ようこそ!」とか
「まさかのMacBookwww」とか
「うらやましい!」とか。

ここまでの反応があるとは思わなかったので、びっくりしました。
買ったのがDELLとかSONYだったらこうはならなかったはずです。
買ったのがMacだったからです。

Macはたくさんの人を成長させ、魅了してきました。これからもそうでしょう。
Macが期せずして作り上げた「コミュニケーション」を、妙な形で体感する羽目になりました。

ドラクエ9も発売直後は酷評されていたのに、すれ違い通信の面白さが広まるにつれて長く遊ぶ人が増えていきました。
コミュニケーションを作り上げるのは、必ずしもSNSや専用ツールとは限らないようです。