ライブ配信と、これからの勉強会を考える

今日は札幌に戻ってから2回目の「a-blog cms札幌勉強会」だった。

大雨の影響もあり、人が集まらなかったので、前から考えていた「スライド発表とハンズオンのライブ配信」を試してみた。

ウェビングスタジオのTwitch

※14日間だけ視聴できます

a-sap 09 Online::a-blog cmsとWordPress

a-sap 09 Online::ハンズオンやってみた

a-sap 09 Online::ハンズオンやってみた2

完全な思いつきだったが、最近はキャプチャツールがとても使いやすくなっており、あっさり実行できた。

声はきちんと聞き取れるが、どうも滑舌が良くないし要領も悪い。もっと要点を絞らねばならない。

TwitchとOBS

今日はオープンソースの画面録画・配信アプリ「Open Broadcaster Software」経由で、ストリーミング配信サービス「twitch」から配信した。

OBSは無料ながらかなり高機能で、Windows・Mac・Linuxのどれでも利用できる。今回は外付けのディスプレイの画面を表示しただけだが、ウィンドウのどれかひとつだけとか、一画面に複数のアプリの画面を表示とか、同時にBGMを流すとか、画面の隅に実況している自分の顔を出すということも可能らしい。

Twitchは簡単に登録・利用でき、人気ユーザーにカンパしたりできるので、最近とても人気がある。

ゲーム実況に特化したサービスであり、録画を再生すると途中で止まったりするので、Googleのアカウント認証が必須になるが、YouTubeでもいいかもしれない。

いろいろな勉強会に参加しているが、どこも開催頻度が落ち、人もあまり集まらなくなってきた。

単純に勉強会ブームに飽きた、というのもあるかもしれないが、ブームがはじまった2007年頃から活動していた人たちが三十代の半ばを過ぎ、生活が変わったことが大きい。

休日を自分や家族のために使うようになったり、制作者からディレクターとなり、単純な技術よりもマネージメントやマーケティングが必要になったりするだろう。

私も以前ほど多くの勉強会に参加することはなくなっている。

そういう状況で取捨選択をすると、本当に行ってみたい・行くと交流ができる勉強会に参加者が絞られる流れとなる。

札幌だとSaCSS、名古屋だとWCANがそれにあたり、SaCSSは今回もすでに満席である。

となると、小規模・専門的な勉強会はもう不要なのか？という疑問が生じてしまうが、そんなことはないと思う。同じ技術を勉強している人同士が情報交換をしたり、これから勉強する人が気軽にパワーユーザーとの接点を得られる貴重な「場」が、勉強会である。

パワーユーザーは無理のないレベルで、今後も場を維持し続ける必要があるだろう。

勉強会という「場」はなんとか維持するとしても、少人数で定期的に会場を借りるのはしんどいものがある。

なので、会場は使いつつ、都合・地理的な条件で来られない人を引き寄せられないか、ということを考えはじめている。

その回答のひとつが、今日のライブ配信である。

CMSまわりでのライブ配信は、concrete5の日本コミュニティ、a-blog cms開発元のアップルップルがかなりまめに行っている。特にコンクリは通算300回を数える。

http://www.ustream.tv/channel/concrete5japan

私は別のことをしながら動画を見ることができないので、これまでライブ配信には興味がなかったのだが、それはあくまで私の興味の問題であって、私がa-blog cmsやCMSのことを届けたい人はそうとは限らない。仕事の休憩時間や通勤時に、サクッとスマホでみたい人もいるだろう。

場は残しつつ。自分にもよい手段を求めて、今日もa-blog cms発展途上の地で試行錯誤は続く。

あ、ちょっと宣伝。

2016年9月10日（土）は、SaCSSとa-blog cmsの合同イベントです。

札幌ファクトリー内、株式会社インフィニットループの「うまい棒会議室」で開催しますので、よろしくお願いしますー。