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北海道のWeb屋の生きる道

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うぇびん@ゴールデンウィーク休み中です。

これまで主にTwitterで書いてきた、北海道のWeb業界の実情と私が望んでいることを、この先の目標としてまとめてみることにしました。 一介のSOHOの戯言ですが、少しでも地元の同業の皆さんの心に留まればいいなと思います。

北海道のWeb屋けっこうすごいよ!

北海道は日本の北端にも関わらず、全国レベルのスキルとアウトプット能力を持った人物・団体が多くいます。

私がぱっと思い付くだけでもこんな感じです。

三年間で二百人近い地元技術者と会いましたが、有名無名に関わらず、みんな全体に地元への愛着やモチベーションが高く、北海道のITの将来のことを考えて頑張っています。

地域格差

が。
これだけのポテンシャルを持ちながら、高度な技術者を直接必要とするのは、ほとんどが東京圏の案件です。相変わらず景気も悪く、今年も優秀な技術者がたくさん道外へ就職していきました。

土地が広すぎるためか地域格差は深刻で、札幌以外で勉強会に積極的に参加できるのは、室蘭工業大学がある胆振地方の人くらいです。

本当の理想は(これはLOCALの人たちも何度も口にしていますが)、札幌の勉強会に各地域の人が来るのではなく、地域ごとに勉強会が行われることです。

最近は意欲のある学生が勉強会を通して地元の会社と知り合い、卒業後就職するなど、成果も見え始めています。
はてなブックマークで話題になった記事を書いた、tec_kocさんも地元就職です。

理解度の低い自治体

地域格差は、自治体のウェブサイトにモロに表れています。
専属の担当者を置き、熱心な参入をしている自治体はごく一部で、大半の市町村はまともな情報を得られない「ホームページ」を恥ずかしげもなく掲げています。

単に予算がなかったというなら、まだましです。
とりあえず名前を出すのは控えますが…とある自治体サイトでは、JSPが使用され、外注で制作したのは明らかなのに、開いた口がふさがらないようなクォリティとなっています。
IEにしか対応していない素朴なデザインで、10年前からやってきたようなテーブルレイアウト。新着リストは一件もなく、サイト内検索は動作せず、表示に数十秒かかります

ちなみに、お隣の自治体は割と良いサイトを作っています…
つまり、ITそのものに関心がなく、良い実績を持った業者を調べる方法も知らず、懇意にしている業者に丸投げしてしまっているのです。

新しい技術を取り入れている自治体でも、サイトデザインに地域色を出し、情報が整理され、最もニーズがあるはずの携帯閲覧に対応しているところはまれです。

これは、私のような個人事業主ではどうにもなりません。
札幌・旭川の制作会社さんはもっと営業をかけてほしい。アイミツなんか圧倒的な実力差で破ってほしい。

デザイナーとプログラマーの壁

二年前、札幌では「デザイナー・プログラマーの連携のベストプラクティス」という勉強会が開かれました。

デザイナーとプログラマーの関係は、なかなか近付きません。
私はCMSを扱っている関係でプログラマともつながりがありますが、PHPやRubyの勉強会に出ろと言われたら厳しいものがあります。基本として求められているレベルが高いからです。
そもそも、黒い画面の存在理由って何ぞ、sudoって何それおいしいのって段階からです。

それはプログラマも同様で、プログラマに触ることもないPhotoShopのTIPSの話をしても意味がありません。
自作アプリケーションを少しリッチにするのはどんなことをしたらいいか、とか、見やすいレイアウトのセオリーとか、柔軟なCSSデザインを可能にするにはどんなマークアップをしておけばいいか、とか。
そういうレベルからお互いに興味を持っていかなければいけないのです。

今年の「オープンソースカンファレンス北海道」では、そのような超初級者向けのセッションが検討されています。
例年はGeek寄りのイベントでしたから、大きな転換点と言えます。デザイナーの皆さんも是非足を運んでみてください。

まとめ

3月の震災以来、こういったことを以前より真剣に考えるようになりました。
東北を中心に、日本全体のバランスが大きく崩れてきています。遠く離れた北海道からは、義援金を送ったり無事を祈ることしかできません。
そもそも、私たちの仕事自体が電力を使わなければ成り立たないというジレンマを抱えています。

けれど、北海道を高い技術を持って日本の経済を牽引する、強い地域にすることは私たちでもできるはずです。原発から逃れてきた福島の人たちが、安心して引っ越してきて、暮らしを立て直せる場所にはできるはずです。

私はこれまで勉強会の参加が中心で、教える立場には回ってきませんでした。
健康面を考えるときついものがあるからです。
でも、今年はこれまでよりもう一歩、次の段階へ進もうと思っています。

本気で「楽園」を目指すのが、北海道のWeb屋の生きる道だと思うのです。

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