LOCALの定例会を見学して

LOCALは、北海道における技術系地域コミュニティ(ユーザ会、勉強会等)の活動を支援するとともに、コミュニティ間の連携イベント企画開催等を通して、地域を盛り上げていくことを目標とする有志の集まりです。

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というわけで、札幌の技術屋さんはみんな大好き、LOCALの定例会を見学してきました。

私は委員会どころか高校の部長会議しか出たことがなく、しかもWeb制作以外はなかなか身につきません。

実際、定例会の内容の65%くらいはわかりませんでした。 :P

そんな無学なうぇびんぐですが、ただ見に行っただけでは本当に邪魔者です。
わかる範囲で感想を書いてみます。


LOCALの概要については、昨年OSC(オープンソース・カンファレンス)で発表された資料がとても参考になります。
北海道のWeb屋さんは是非一度目を通していただきたい。

この中で「属人性の排除」を目標にされている通り、定例会は全員参加の、ひじょうに活発なものでした。
イベントの開催、大学への広報、外部団体との折衝、NPO法人化に向けた事務手続きなど、広い年齢層の会員がそれぞれ協力しあって運営を進められている様子に驚いてしまいました。

また、前もってWikiにまとめた議題をプロジェクターで映しながらのスムーズな議事進行や、イベント参加者から集めたアンケートをグラフ集計し、成果や課題を共有しているのも興味深かったです。
自分も必要になったら参考にしよう…

先月開催された「LOCAL DEVELOPER DAY ’09」は大成功だったそうですが、会員の皆さんは満足されていない様子。
(寒い上に地方の参加が望めない冬の札幌で、参加56人は充分凄いと思いますが…)
参加者の大半が大学のポスター等でなくtwitter等の口コミであったことも含め、「オフラインでの認知度をどう上げて行くのか」が当面の課題のようです。

私が興味を持ったのは、後半の議題です。
現状のLOCALのウェブサイトの活動報告を、レポート提出などでルーチン化するか、または委員会を設置するかという件でひとしきり議論になっていました。
結局結論が出ずに散会となりましたが。

この件に関しては、私的にはちょっと思うところがありました。

紙の広報は必要か

今のところはいらない気がします。

LOCALはWeb関連の技術者グループですから、Web以外の媒体を通さなければ興味を持たないような向きがLOCALまでたどり着き、趣旨を共感するとは思えません。

むしろウェブサイトそのものをどうするか検討するのはいいことだと思います。
やるなら二ヶ月分くらいずつウェブサイトのログをまとめて印刷して、大学やジュンク堂に置くような流れなのでしょうか。

ルーチンでいいのでは?

現状のLOCALのウェブサイトは、代表さんがactivityのページを手作業で更新しています。
これでは配信できる情報に限界がありますし、代表さんの視点のみで書かれていては「属人性の排除」から外れてしまうように思います。

半端なコミュでルーチンワークを採用すると、ちゃんと書かない人もいてモチベーションが下がってしまいます。
でもこれだけ個々の会員に個性と熱意があるのだったら、強制持ち回りの方が「自分も参加したいっス!」と思わせるような面白い活動報告になるんじゃないでしょうか。

PukiWikiはちょっと

技術屋さんたちは、PukiWikiが好きです。
データベースがいらないし、思いついたことを簡単にまとめられます。
実際私もWebで集めたtipsをためるのに利用しています。

ですが、wikiは活動趣旨、組織体系などの固定ページと、活動報告などの時系列ページがごっちゃになってしまいます。
フロントページ以外はGoogleには掲載されませんし、手作り感もぬぐえません。

率直なところ、私がLOCALをそこまでまとまった団体だと意識してなかったのは、このウェブサイトからしか情報を得ていなかったから、というのが多分にあります。


開発オフのような、気軽な集まりであるなら、続けばいいのだから媒体はMLでもなんでもいいのです。
しかし、NPO化を進めていて、収益の確保が課題なのであれば、玄関=ウェブサイトは過去のログ整理のコストを考えてもきっちりすべきと思います。

北海道の技術者の交流というのは私もいつも考えていることなので、LOCALさんにはこれからも、たくさんの技術屋さんに支持される札幌コミュの旗手であってほしいです。
Webまわり、何かできるようであれば微力ながらお手伝いしたいところです…
って自分の時間もうまく使えないくせに…


関係ないけど、ビズカフェはじめて行きました。
あんな便利な場所にあるのですね。もくもく会とかしてみたいです。

あ、あとLOCALのありんこ大好きです。ありんこグッズあったら買います。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2009年02月24日 | Permalink

デザイナーにおすすめのFirefoxテーマ「Full Flat 3.0」

2009.8.6追記:
Firefox3.5以降では使用できなくなってしまいました…残念です;;

fullflat

Full Flat 3.0
というFirefoxテーマを愛用しています。

シンプルなFirefoxテーマは多々ありますが、これはその中でも究極の存在。Windowsクラシックスタイルのベースカラーとグレーの線描だけで、全てのパーツが作られています。

シンプルモダン萌えにはたまらない仕様です。

fullflat2

ベースカラーをアイボリー、メニューカラーをグリーンにカスタマイズして、こんな感じで利用してます。
目が疲れず、コーディングやデザインの邪魔になりません。

特に私の場合、Firebugでブラウザを通してコーディングプレビューをすることも多いので、とても重宝しています。
…最初のうちはシンプルすぎて、ボタンの押し間違いとか多発してましたけどね(笑)

fullflat3

オプション・アドオンのアイコンワークにも、ぬかりがありません。
線描だけでこんなに多彩な表現ができるものなのかと、感動してしまいます。

Windows・Linux向けで、MacOSには非対応です。
(作者様曰く、MacOSにはもっと合うテーマを用意したいからだとか…確かにMacには合わなそうw)
黒背景向けのブラックバージョンもありますが、やはり実用性のあるホワイトバージョンをお勧めします。

できれば、Sageアイコンも作ってほしいなー。
これだけカラーで浮いているので。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2009年02月16日 | Permalink

ロゴを考えたときの話

そういえば、ロゴの話をまだ書いてませんでした。

logo0901

去年の春に開業をしたときに、名刺やら伝票やらに使うロゴが必要になりました。

…が、私、こういうCIデザインが大の苦手です。
(たまに依頼が来ることがありますが、今のところ正式なものはお断りしてます)

そこで、要点だけ踏まえて
できるだけ楽そうなのを作ることにしました。

どんなふうに考えたのか、まとめておきます。

キーカラーは一色のみ

企業ロゴには二色使用されているものもありますが、
色の組み合わせを考えているだけで日が暮れてしまいます。
どうせモノクロで使うことが多いのだから、一色で済むようなデザインにしようと思いました。

とりあえず身近なもので

ふつうの企業ロゴは、企業イニシャルとキーアイテムを様式化して組み合わせデザインして…という流れですが
そんなものは私には無理です

身近なものを適当に使って、できるだけすぐ描けそうなマークを作ることにしました。

ふと見ると、目の前にモニターがあるじゃないですか。
なんだ、これでいいやと。

関係ありそうなものをくっつける

さらに、私はモニターを通してお客様と接することが多いです。
なので顔文字の「:D」を書きました。

何故「:D」なのかというと、不機嫌でも笑い過ぎでもない、ちょうどいいニコ加減だからです。お客様をそのくらいのニコ加減にしたいところです。

そんなわけで、ロゴマークができました。
個人的に「うぇびんたん」という愛称で呼んでます。
非モテなんだから「たん」ぐらい使わせろ。

ちなみにこれ、中身が顔文字なので

e38186e38187e381b3e382931

移転前のウェビンブログでは「:P」、

e38186e38187e381b3e382932

はてなでのアイコンは「:)」になってます。

既存のフォントをちょっといじる

「WebbingStudio」の文字の部分は、このロゴマークに合わせて均一な太さのフォント「Zekton」を選びました。
けっこう有名なフォントです。

Zektonでそのまま「WebbingStudio」と入力するとこうなりますが、

zekton

「g」のところをぐいーんとのばして、ロゴのモニターの足部分とつなぎました。

zekton2

あとは字形や文字間隔を調整して、ロゴの出来上がりです。


こうやって文章にすると、あっという間にできたように見えますが
丸一日かかってます…orz
しかもロゴマークだけだと何なのかわからないという…orz

CIデザインは長い付き合いになるものなので、難しいですね。
お仕事としては当分無理だなあ。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2009年01月10日 | Permalink

北海道WEBコン FESTA 2008 「夏祭り!アドビ特集」(4)

08fes

北海道WEBコンソーシアムの特別イベント「夏祭り(アドビ特集)powered by CSS Nite」。
参加した記録最終回。

Integratedキャンペーンのしかけ方

ビーコンコミュニケーションズ 渡辺さん

有名なクリエイティブディレクターさんが次世代型広告コミュニケーションについて講義 今回の目玉企画だったらしい
(すみませんFirefworksとかAIRしかチェックしてませんでした)

渡辺さんのこれまでの仕事と見どころについて
2004年
アリエール「アイラブ困ったさんブログ」
ブログがブレイクするちょっと前 企業がトラックバックセンターを開設したはじめての事例となった
2005年
NIKE「ブカツブログ」
NIKEと言えばかっこいい一流選手が沢山Flashで出てくるサイトがおなじみだが ブカツブログは実在の学校の部活動と連動することで、これまでのNIKEにないリアルなサイト展開を行った
2006年
NIKE「Just Do It キメワザバトル」
自分なりのスーパープレイ=キメワザ動画を募集 投稿してもらった動画をもとにCMを作り上げようという趣旨
Flashのストリーミング再生がふんだんに使用されている
2007年
NIKE ID「If you were a boy」
NIKE IDとはカスタマイズシューズを作るサービスのこと
当時の新モデルのコンセプトだった「子供の頃の恐れを知らない心」をテーマに打ち出したブログパーツを配布
キャラクターがパーツを使用しているブログ間を縦横無尽に走り回る 公式サイトでは走った軌跡=各サイトのキャプチャを敷き詰めて道が作られていく

「え?じゃあ途中で閉鎖したサイトがあったら道が切れちゃうんじゃないの?」という懸念が制作サイドにもあったが NIKE担当者がGoサイン(クライアントの方が恐れを知らない人だった!)
後で渡辺さんが質問にも回答しているが 大胆なサイトをリリースできるかは担当者の英断に左右されるところがまだまだ多いようです
特にNIKEは実験的な企画を通しやすいらしい

ヴィダルサスーンの企画について

ヴィダルサスーン「FASION MUSIC」

売り上げがピンチのヴィダルサスーン 今回失敗したら日本撤退も考えていた
起死回生の手段として大掛かりなキャンペーン展開を計画した

「洋服/音楽/ヘアスタイルの融合」

VOGUEなどと組んでいたブランド創立時のコンセプトに立ち返る

一般ではテレビCMがキャンペーンの軸となるのに対し 「FASION MUSIC」はWEBとモバイルを中心に他メディアの展開を広げていく形を取った
購入層である20代女性がいちばん近い場所

大胆な駅広告
新宿駅に幅60mの長い看板 途中にトルカがこっそりとついていて着メロがもらえるようになっている
大胆な公式ウェブサイト
安室奈美恵をイメージキャラに起用 昔の名曲をベースにアレンジした新曲を特別ムービー付きで発表

とにかくフル動画でものすごく重いんだけど(さっきMac miniで訪問したところ起動までに45秒ほどかかった)かっこ良くてインパクトのあるサイト作りを心がけた

…ここまでの時点でかなりのアクセスを稼ぐことができた
しかしそれだけではまだヴィダル復活には足りない

大胆な別メディアとの連動
JOYSOUNDと連動してテーマ曲をカラオケ配信
点数が高かった人にはレアなプレゼント
大胆なムービー作成サービス
東京の繁華街に特設のステージを設置
お客様に真ん中に立ってポーズ取ってもらう→360度からカメラ撮影して15分後にくるくる回る立体動画をプレゼント→お客様携帯で見て大喜び→公式サイトにも掲載されるからそっちも見てね☆

15分で立体動画作成とはなんだか凄そうな技術なのだが、実は完全手作業
ステージの後ろでは技術者さんたちが一生懸命パソコンで画像を加工していましたとさ

変わりつつある広告の定義

業界で良く言われていること→「広告は消費者へのラブレターである」

これまでの広告展開「AIDMAの法則」

注意 → 興味 → 欲求 → 記憶 → 行動
これは有名だよね

これからの広告展開「AISASの法則」
注意 → 興味 → 検索 → 行動 → 共有
インターネットを通して 消費者が広告に介入する流れ

「広告は消費者とブランドのBuddy化」
海猿でパートナーになって一緒に潜ったりするやつね

Buddyへの道
Encount(出会い) → Interactive(交流) → Repeat(再会)

「各ストーリーをどのように作っていくか」
を考えるのが、次期広告プランナーの姿なのです

新しい広告媒体
デジタルサイネージ
大きな看板が一面液晶画面になっていて、Webと連動している

顔認識システムが入っていて、前を通った人の年齢・性別を判定して広告内容やアプローチを変化させる
日本ではまだまだ発展途上の段階だが、最近お台場で「ゲゲゲの鬼太郎」のキャンペーンに使用された

携帯電話との連動
その前の24-7の古本さんの講義とたまたまかぶったが、携帯とPCを連動させたサイト展開が広まってきている
バスキュール「gyorol」
PCサイトのQRコードを取得すると 携帯サイトで釣りができる
釣果はPCサイトに名前入りで保管できる

最先端のマーケティング凄いよねえとか でも北海道じゃそもそも通らないんじゃね?とか考えながら全プログラムが終了したのでした

で、その後

取引先のWeb屋さんに会ったので一緒にいたmakiesさんを紹介。知り合いの少ない私でもけっこう知り合いが参加していました

そのまま懇親パーティーに参加…びくびくしながら名刺を配り 何をやっているのか自己紹介する私。
経験豊富なディレクターさん、フリーランスの人や勉強中の人、いろいろお話することができました。
そして名刺を10枚しか持ってきていなかったので、あっという間に打ち止め…

なんとなく三次会にもついていく
隣の席が空いている人がいたので、座らせてもらったらアドビの西村さんだった
名刺は持ってないノリは悪いわで西村さんに気を遣わせ大変なことに うぇびんぐさん死んでいい 西村さんすみませんAdobe製品大好きで

他の会員さんたちにお仕事のことを聞かれたり
(「・∀・)「 < きみ なんだか面白いねーー
とよくわからない絡まれ方をしつつ0時頃においとまして帰ってきた

帰ってからサイトをもういちど見てみたら さっきの (「・∀・)「 の人はHTML&XHTML&CSS辞典の人だった
北海道の人だとは知らなかった

今度SOHOのためのセミナーを開くそうなので話を聞きにいこうと思います。


というわけで全四回完結。これで後々忘れても読み返せば思い出せるぞ(笑)


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2008年09月07日 | Permalink

熊の木彫職人の収益

姉に誘われて、登別温泉へ行ってきました。

温泉街のお土産屋で、「シャケをくわえた木彫の熊」の置き物を見ながら
「昔は北海道のどの家にもあったのに、最近見なくなったよね」
と姉と話していたら、お店のおばさんが、いろいろと勉強になる話をしてくれました。

アイヌの民に火の神様とされていた熊ですが、やっぱり最近は売れないのだそうです。
昔は神聖でさわることもできなかったフクロウの置き物が出てくるようになったのも、「熊と比べると見た目のアレンジを利かせやすい」という事情があるようです。

「これなんか素晴しい作品なんだけどねえ」
とおばさんが指差した、名のある職人の熊は、とても丁寧な彫刻がほどこしてあったりするのですが、その価値に見合うとは思えない微妙な値が付いていました。

「名人は80歳を越えている人も多いから、もうあまり観られなくなるかもしれないよ」
とおばさんは言いました。

「で、中堅の職人さんたちはどうしてるかというとね」
とおばさんが指し示したのは、丸太の形を生かしたチェストやテーブルや椅子でした。
道東の牧場カフェや「ジブリの森美術館にありそうな感じ(by姉)」です。

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「これがね、売れるのよー。ゴールデンウィークのときはここにもっと大きな家具もあったのだけど、もう売れてしまったの」とおばさん。

値札を見ると、結構な値段が付いています。
若手の職人さんたちは、熊の置き物やニポポなどの伝統工芸の傍ら、そういう実用家具を作って収益を得ているようなのです。

悲しいことに、商業デザインの技術の向上というのは、妥協のはじまりなのかもしれません。

「ウケる」と「売れる」の間:ウェビンブログ

ベクトルや芸術性は全然違うとはいえ、職人系の仕事をしている私。
前回の記事で書いていたのと同じような状況だったので、なんだかいろいろ考えさせられてしまいました。

姉は面白い話を聞いたからと、とても小さなかわいい熊(これは技術提供を受けた海外の職人の作らしいですが)を買っていきました。

私の方が参考になっていたし、こうしてエントリーを書いているのだから、
何か買っていけば良かったなあ、とちょっと気になってます。
まあでも、ああして何か買ってもらうのがおばさんの商売だからなあ。

もし皆さんの家に木彫りの熊がいたら、ときどきブラシで背中のホコリを払ってあげてくださいね。


投稿者名 うぇびん 投稿日時 2008年05月14日 | Permalink